2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響でほとんどの学校が休校に追い込まれるなか、本校は1日も休校せずに動画配信や課題配付などの一方的な授業ではなく、即時双方向型遠隔授業で「教育の保障」を実現することができました。
その後もICT環境の整備や研修を進めているので、感染症の拡大が懸念される際は、即時にオンライン授業に切り替えて教育活動を進めていく環境が整っています。
学校の全ての教室にプロジェクターとスクリーンとWi-Fi環境があり、学校内でも家庭でもどこでも学校と生徒、保護者が双方向のコミュニケーションができる環境にあります。
※非常勤講師を含む
家庭(生徒)と学校の連絡、授業の課題を出したり集めたりすること、即時双方向型の遠隔授業などを円滑に行うことを実現しています。
※例:ロイロノート・スクール、BLEND、スタディサプリ、Microsoft Teams、Zoom、Socrative、Xreading、Memrise など
一部の教職員だけがICTを使いこなしているのではなく、非常勤講師をも含めた全教職員がICTの積極的活用を行っています。
21世紀を生き抜く最も大切な技術である、ICTを真に使いこなせるようになるため、本校の教育プログラムの中で先生が投げかけた課題をこなし、グループ活動で互いに話し合い、みんなの前で発表を行います。それにより、21世紀に必要なICT力を培えるのです。
本校ではICTを用いて生徒の自主性、創造性、協働性を養っています。
ICTをツールとして使いこなす理由は、一人ひとりの生徒が自発的に他者と協力しながら新しいものを発見したり、作り上げたりするためです。
AIが発展し、人間の生活を豊かにしてくれる反面、人間の生き方に制約をもたらしかねない21世紀。だからこそICTを用いて人任せにせず、自分の頭で考えることができる人を育てます。
梅光のICT利用はそのことにこそ目的があるのです。
職員室に行かなくても教員に相談できる!
チャット機能を使い、学習や人間関係の相談などができ、落ち込んでいる生徒やいじめの早期発見につなげることができます。
欠席連絡
欠席時には保護者から「BLEND」を通じて欠席連絡ができます。
緊急時や学校からのお知らせ配信
悪天候時や学級閉鎖、不審者情報などを「BLEND」で一斉連絡、学校行事のご案内などもPDFで配信しています。
プレゼンテーションで自信が持てる!
生徒にプレゼンテーションの機会と準備期間を与え、苦手克服にチャレンジ。スライド作りの技術や、人前で発表する度胸も身につきます。
遠隔授業
台風や大雪などの悪天候時でも、計画的に即時双方向型で遠隔授業が可能です。
学校行事の様子が分かります。
学校行事の様子を写真や動画で撮影し、「BLEND」で配信しています。
梅光祭や体育祭だけではなく、バイブルキャンプや夏季合宿、留学の様子なども、大変ご好評をいただいています。
まずは先生がiPad等で課題を投げかけます。
生徒は課題解決に向けて情報収集し、自身の意見をまとめます。
自身の考えと他者の考えを比較し、何が問題解決のための最善策なのかを自分が持っている情報をもとに論理的に話し合います。自分では想像もつかなかった視点に気付くことで、よりよい討論を展開できるようになります。
グループメンバーが集めた情報(画像・動画、記事やグラフ等)を、iPadを使って共有し、他のグループの生徒へ論理的に説明できる資料を作成します。他者の意見をまとめる協働力とわかりやすい資料と説明を考える表現力を伸ばすことができます。
プレゼンテーションでうまくいったところとそうでないところを振り返り、次回の課題を考えます。この繰り返しによって常に過去の自分の結果を超えていけるよう、PDCAサイクルを実践することで常に成長し続ける人に成長します。
梅光では、先生と生徒が直接会話できる授業時間を大切にしています。基礎的な内容は家庭で学習し、理解することを目的にスタディサプリの動画を予習用の教材として出します。
家庭や学校のスタディルーム(自習室)で動画を自分のペースで閲覧し、基礎学力を定着していきます。
スタディサプリでの予習をもとに、授業内では演習力を高めます。
宿題で学んできた内容を学校で実際に力がついているかを確認します。
今度はグループ学習です。自分の意見を他者に伝え、うまく伝わるかを確認したり、他者の意見を聞くことでその意見を自分の考えに取り入れたりします。考えを共有した上で、グループとしての意見をまとめます。
問題演習を行い、理解できているか確認します。
また授業の最後には5分間で振り返りを記入します。
自身の課題をポートフォリオに蓄積しておき、模試や定期試験の前に自分の課題を確認しながら自学に集中することができます。
本校は2019年度からiPadに加え、Apple Pencilを導入しています。
Apple Pencilを活用することで、ノートをすべてiPadでとる生徒も出てきています。
板書を撮影して、それをデジタルノートに張り付け、コメントを入れて、ノートを読めばそのまま授業の内容が思い出せるような工夫ができ、成績向上につながります。
また、演習プリントをデータで配付し、Apple Pencilで問題を解きます。データで保存されるため整理もうまくいき、先生方も提出状況を確認しやすいので生徒一人ひとりの学習状況を細かく見ることができ、アドバイスもしやすくなりました。
ロイロノート・スクールは、生徒たちが考えるのを助け、その考えを人に伝えることができる、お互いに学びあえる学習ツールです。先生と生徒の双方向で授業を進めることができ、生徒間でも情報の共有ができるので「協働」学習することができます。
本校では、「BLEND」を採用し、授業の出欠や校内外のテスト結果など、生徒の情報を一元管理しています。
さらに、保護者の方が成績を確認したり、欠席連絡をしたり、学校からのお知らせを受け取ったり、学校での様子を写真で見たりすることができます。いつでも情報を共有し、学校と保護者の方とのコミュニケーションツールとなっています。