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2021年度スプリングバイブルリトリート報告書

1 リトリートの概要

私たちは3月24日(木)~25日(金)に、梅光学院大学のスタージェスホール、戦場ヶ原公園で行われたスプリングバイブルリトリートに参加しました。

今回のリトリートには、中学生5人、高校生13人、大学生21人、中高教員15人、大学職員4人 、そして、外部講師である藤沢教会の満山浩之先生をお迎えして全員で59名の参加となりました。バイブルリトリートとは、日常の生活から離れて、梅光の中学校・高校・大学生が聖書を通して語られるメッセージを聞きながら、神様のことを知る事の出来るイベントです。 今年度は講師として元プロサッカー選手の満山浩之さんがお越しくだり、聖書って何だろう?といった根本的なところから、ブラジルでの経験から神の御恵み・信仰について語ってくださいました。お話だけではなく、サッカーボールを使ったアクティビティも今回のリトリートの目玉でした。

 

ここで外部講師の満山先生についてご紹介します。満山浩之先生は元サッカー選手で現在は日本ナザレン教団藤沢教会の牧師として働かれています。先生は、大学卒業目前に単身ブラジルへ渡り、1年間プロサッカー選手としてプレー、その後ヨーロッパのエストニアで3年間プレーし、帰国後、サッカー選手を引退されています。引退後、介護士として2年間働く傍ら障害者施設で、サッカー療法の講師を担当されていました。その後、牧師の道を志し、神学校を卒業され、牧師と並行しながら引きこもりや不登校の方に向けて、サッカーレクリエーションの講師としても働かれています。

 

 

2 アクティビティについて

1日目は、講師の満山先生と一緒に、戦場ヶ原公園でサッカーボールを使ったアクティビティにチームで取り組みました。ウオーミングアップから始まり、チームビルディングやチーム対抗のボール運びゲーム等もしました。2日目は、体育館で満山先生よりリフティング、パス、ドリブルの基礎を教えて頂きました。アクティビティの最後には、フットサルの試合をトーナメント形式で行いました。1試合、3分という短い時間でしたが、一つのボールを皆で必死に追いかけ、純粋にフットサルを楽しむことができました。私自身、満山先生と同じチームでプレーさせて頂く機会もあり、元プロサッカー選手の技術の高さを近くで感じることができました。久しぶりに体を思いっきり動かしたため、翌日は全身筋肉痛に見舞われましたが、期待以上の楽しさで充足感を得ることができました。また、スポーツ交流を通して、参加した中高生、大学生、教職員の垣根を超え、お互いのことを良く知り、仲を深めることができ、その後のバイブルタイムでのシェアリングも和やかな雰囲気で話し合うことができました。

3 メッセージ・シェアタイムについて

 リトリートでは1日目、2日目合わせて3回バイブルタイムが設けられ聖書について学ぶ時間がありました。 メッセージの前には、賛美チームと一緒に讃美歌を歌い、その後のメッセージでは、偉人たち(リンカーンやニュートン、ナポレオンなど)が聖書をどのように捉えていたのか、聖書とは、“一人の主人公イエス・キリストを中心に書かれており、矛盾することが全くない書物である”といったところから、満山先生のプロサッカー選手の時の体験談を通して「イエス様とともに生きる」とはどういうことか?ということまで、お話しくださいました。

特に満山先生が何度もおっしゃっていたことは、『私たちは神に愛されている』という事でした。本来私たちはこの世に生命を授かった時は澄んだ水と同様に穢れなき純白の状態でした。しかし、他人に嫌なことを言ったり、嘘をついたり、自己中心に行動したりすること、つまり罪によって汚していっています。自分ではその罪をどうすることもできないけれど、神様を信じることによって罪が赦され心が洗われる様子を、清い「水」と失敗や過ち・罪・咎・憂いを表す「コーラ」を使い、分かりやすく説明してくださいました。 神様に愛されていることを知り、神様を受け入れることで罪に気づくことが出来、「信じることで救われる」といった聖書の意味も物質的に感じることが出来ました。 

 また、聖書から受け取ったメッセージをみんなでシェアする「シェアリングタイム」もありました。満山先生からのメッセージを受けて、自分が心の琴線に響いたところを皆に伝え合い、互いの意見を共有しました。グループリーダーのクリスチャンの先生を中心に、一緒になった中高の先生や中学生・高校生と交わる時間となり、聖書について深く理解できました。

4 心に残ったメッセージや学んだこと

ここで、私の心に残ったメッセージと学んだことについて紹介します。満山先生は、「私たちの道しるべ」という題で、「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。」(詩篇 119105節)という聖書箇所を、ブラジル代表のサッカー選手、ネイマールとその家族の人生を例に、紹介してくださいました。聖書には、私たちが辛いとき、苦しい時に足元を照らし、導いてくださる御言葉があふれており、満山先生は、「人生何を基準にし、頼りながら生きていくのか」その問いに対する答えは聖書の御言葉の中にあり、私たちの「道しるべ」となっているとも仰っていました。これからの人生、困難や苦難に直面したり、迷ったりすることもあると思いますが、御言葉を頼りに、それらの経験を「成長の機会」として、受け入れることのできる人になりたいと思いました。

5 最後に

リトリートに参加する以前は、お招きした講師の先生のお話を一方的に聞いたり、勉強会のような活動をしたりするだけというイメージを抱いていました。しかし、実際に参加してみて、お話を聞くだけでなく、学んだメッセージを、今後にどう生かしていきたいか、お互いに意見交換をしたり、満山先生に質問したりする機会もあり、聖書のことを更に深く学ぶことができました。満山先生を通して、今回参加した生徒、学生、教職員に神様の御言葉が届けられたことに感謝します。

 

報告者:文学部人文学科英語コミュニケーション専攻 4年 庄本 光希

   国際ビジネスコミュニケーション専攻 2年 元吉 紗海

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