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フィリピンの大学生に英語でプレゼンテーションを行う4日間の集中講義を実施しました

 

2021年9月、梅光学院大学 文学部において、4日間の夏季集中講座「国際ビジネス実習Ⅱ」が開講されました。

 

梅光学院大学の「国際ビジネス実習Ⅰ・Ⅱ」では、これまで海外のホテルやエアライン企業での実務体験等を行って参りましたが、今年度は「英語によるオンライン・グローバルコミュニケーション」に特化。

初の試みとして、本学の3、4年生がフィリピンの大学生との交流を通して、日本について知りたいこと(ニーズ)を探り、それをもとに、チームごとに英文プレゼンテーション資料を作成し、最終日には、フィリピンの大学生に対し、英語でオンラインプレゼンテーションを行うというワークショップ形式で実施されました。

本授業の企画には、コロナ禍を境に、急速にビジネスのオンライン化が進展しており、英語によるオンラインコミュニケーション力を持つ人材の需要が高まっているということが背景にあります。

そのため、オンラインでのグローバルビジネスの現場で必要となる①海外パートナーのニーズを探る、②相手のニーズに合わせたプレゼンテーションを企画作成する、③相手に伝わるプレゼンテーションを実施するというプロセスを、実際にフィリピンの大学生と英語かつオンラインで交流しながら学びました。

 

1日目(9月13日)は、「時代の変化を考える」「現地事情論(対象国に関する現地事情を学ぶ)」「オンラインコミュニケーション論」の3つの講義を通して、これからの国際ビジネスに必要とされる思考法やスキルを学びました。

 

2日目(9月14日)は、午前中、現地大学生と英語で交流し、相手のニーズを探ることに挑戦。

午後は、交流した内容をもとに、プレゼンテーションプランを立案し、各チームでスライド等の資料を作成し、3日目(9月16日)には、全チームが集合してのリハーサルを行いました。

受講生は、そこで出たフィードバックをもとに、さらにスライドの修正やプレゼンテーションの練習を行い、ブラッシュアップを重ねたそうです。

 

そして、いよいよ最終日(9月17日)には、フィリピンの大学生11名に対し、オンラインプレゼンテーションを実施。

Team1は日本は小さな島国だが、地域によってさまざまな特色があることを4つの都道府県をピックアップして発表。Team2は梅光学院大学の所在する下関市の各エリアについて、Team3は日本各地の伝統的な祭りについて、動画を用いて紹介しました。

プレゼン終了後には、フィリピンの学生が一人ずつコメントをくれる場面も。

受講生は、「最初は緊張していたが、今後、社会に出て、英語でプレゼンテーションをする際には、臆することなく臨むことができると思った」「韓国語を専攻しているので、英語力に自信があったわけではないが、流暢に話すこと以上に相手に伝わるようにはっきりと話すことが大切と学んだ」「短い期間で完成させるために、チームで作業を分担し、改善を重ねるという貴重な経験ができた」「今回、海外に行かなくても現地の方と交流ができた。オンラインを活用できれば、ウィズ・コロナの国際社会を生き抜いていけると感じた」と語りました。

 

末尾にはなりますが、今回参加してくださったフィリピンの大学生の皆様ならびに現地大学生のコーディネートに多大なるお力添えをいただきましたiYES Language School様に心より御礼申し上げます。

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