日本語スピーチ大会を観覧しました！【韓国語コースレポート part24】

3rdstepで霊山大学に留学中の3年生です。9月になり韓国も過ごしやすい日が続いています。今回は、私が先日観覧した日本語スピーチ大会について紹介したいと思います。

日本語スピーチ大会は在釜山日本国総領事館と釜山韓日文化交流会が主催している大会で、日本や日本語に対する興味関心を高め、日本語でのコミュニケーション能力の向上、日韓両国の文化理解及び交流の増進に寄与することを目的として開催されています。私自身スピーチ大会に参加したことはありませんが、韓国語を学び韓国で生活している者としてこの大会が大変興味深かったため、今回初めて観覧することにしました。 

今回本選には19名の高校生が出場し、参加者たちは自分の経験や将来の夢について発表を行いました。まず私が驚いた点は、発表を始める前に参加者が自分で作成した自己紹介動画をスクリーンで流すことです。動画内では知人や家族からの応援メッセージもあり、参加者の緊張をほぐしてくれているようでした。また、発表前に司会者が名前と題名を読み上げる際、来場している両親のことも紹介していました。参加者のご両親の中には、大きな応援プレートを持参していらっしゃる方もいました。

そして発表はどの参加者も素晴らしいものでした。大勢の観覧者がいて緊張感の漂う中、原稿を見ずに真っすぐ前を向き一生懸命発表していました。日本語のレベルも然ることながらスピーチとしてのレベルが高かったです。身振り手振り、声の抑揚の付け方までこだわっており、参加者の練習が窺える発表でした。発表の内容は三者三様でしたが、高校生が過去の経験などをもとに自身と向き合い、未来に進んでいる様に心打たれました。

発表後はビンゴ大会と表彰式が行われました。8名が表彰され、その中の5名に8泊9日の日本招待券、3名は3泊4日のホームステイを対馬で行うことができます。

日韓の関係は常に変化し、私たちの生活にも様々な影響を与えています。今回高校生のスピーチを聞き、日本に興味関心をもってくれている若者がいると感じることができ、両国の未来が明るいものになると思いました。私も韓国で生活する日本人として恥じないよう心掛け、日韓の懸け橋となる、そんな人になりたいと強く感じました。

※学生レポートは、一部補足・修正を加えています。