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留学生活を無事に終えて帰国!留学最終レポート!

2021年8月から梅光学院大学 文学部 人文学科 東アジア言語文化専攻(韓国語コース)の2,3年生61名が韓国の啓明大学校と南ソウル大学校に留学していましたが、12月末に全員無事に帰国し、日本政府が定めた待機期間を終えて、日本での日常生活に戻っています。

新型コロナウイルス感染症と隣り合わせの生活ではあったかもしれませんが、学生たちのレポートを読んでみると、約4カ月間の留学で沢山の出会いや学びがあり、とてもいい経験となったように思います。

今回で留学レポートのご紹介は最後となります。学生たちがこの留学を通して現地でどのような経験をしたのかご覧ください。(学生レポートは一部補足・修正を加えております。)

 

最後の寮生活(啓明7班)

〇交換留学生

時間が過ぎるのが本当に早く、とうとう留学最後の月を迎えました。韓国に来たのが昨日のことのように鮮明に思い出されます。12月最後の寮生活は、期末試験があったので勉強をしたり、友達と集まって一緒に課題をしたりして休憩室を沢山利用しました。入寮してから毎朝挨拶をしていた、寮の清掃員の方と会えなくなること、みんなの行きつけだった寮の前にあるコンビニに行けなくなることなど、毎日の積み重ねを通してできたルーティーンが急に無くなってしまうことがとても寂しいです。シャワーの時間や冷蔵庫の使用方法、他国の人達との共同生活で環境になれるのが最初は難しい部分もありました。でも、どれもこれも新しい経験で、その新しい環境に対応する力が身に付き、自分自身の成長に繋がったと思います。

23日、いよいよ退寮の日になりました。退寮の際に部屋を綺麗に掃除した写真を階長に送らなければいけないため、4カ月間お世話になった気持ちを込めて隅々まで掃除をしました。掃除をしていくうちに様々な思い出がよみがえってきて胸が熱くなりました。整理した荷物をみんなで運び、夜の11時30分にみんなで集合し、バスに乗って空港へ出発しました。留学期間が短い分、他の誰よりも濃い留学生活を送ることができました。この4か月を通してできた思い出や友達、経験は決して忘れることはできません。新型コロナウイルス感染症で厳しい時期ですが、留学をすることができて本当に良かったです。

〇現地学生

私たちの寮では様々な規則があり、その規則の中で生活をしています。シャワーの使用方法や門限、冷蔵庫、試験期間の廊下での電話禁止など、細かな規則があります。初めは嫌なところにしか目がいかなかった寮生活ですが、慣れてくるととても楽しく、毎日色々な思い出を作ることをできました。

韓国で初めて体験したオンドル。ただの床暖房だと思っていたけど、思っていたより部屋が暖かくなってびっくりしました。冬でも夜中に窓を開けて部屋を涼しくしないと、寝苦しい日が何日もあり、半袖で寝ることもありました。しかし、そんな日常に慣れてきたという時、-8℃の日があり、いつものように半袖でいたら部屋の中で凍えそうになりました。急いで着替えて、靴下も履いて、ダウンも着て寝たあの体験はもう2度と出来ないのだろうと思っています。寒かったけれど日本では出来ない面白い体験で少し楽しかったです。

寮生活最終日は、友達とみんなで짬뽕밥(ちゃんぽんご飯)、탕수육(酢豚)、치킨(チキン)、피자(ピザ)を배달(出前)して、一緒にご飯を食べました。大好きな友達と大好きなご飯を食べれることができて本当に幸せでした。12月になり寮生活も終盤になっていくに連れ、徐々に寂しさも出てきていました。お菓子やみかんでいっぱいだった私の机も、アイドルのグッズでいっぱいだったルームメイトの机もきれいさっぱり片付きました。片づけてみると、生活していた時よりも5倍広く見えて寂しい気持ちになりました。この留学を通して仲良くなった友達、初めて食べたご飯、全部がいい思い出になりました。

 

留学体験を通して(南ソウル7班)

〇交換留学生

韓国に来て4カ月が経ち、ついに帰国する月になりました。毎日が新鮮なことだらけで、あっという間に時間が流れていったような気がします。

12月の授業は締めくくりになり、期末レポートや期末考査の準備をしながら、これまで学んできたことの整理をしました。私は、期末レポートの作成をするために図書館で何度か本を借りる機会がありました。南ソウル大学校の図書館には留学生向けの韓国語文法の本があったり、色んな図書館のイベントが実施されていて、楽しみながら図書館に行けたのも良い思い出です。

今までの授業を振り返ってみると、長いようで短い時間の中でさまざまな韓国に関する知識を増やすことができたと思います。ただ韓国の街中を歩いているだけでも、授業で学んだことに出くわすことがあり、実際にその知識が役に立ったこともありました。このように留学生活をしながらだんだん韓国について知っていく自分の姿を誇らしく思えました。

やっとの思いで来ることのできた韓国。この4カ月間の経験は私の人生で掛け替えのないものになりました。この経験をこれからも大切にしながら過ごしていきたいと思います。

 

〇現地学期生

授業では、1週間に1回単語テストがありました。 間違った部分はノートに5回ずつ練習して次の週に先生に確認してもらいます。 普段の生活ではなかなか出てこない単語や専門用語、オノマトペなど様々なジャンルの単語がありました。暗記するのが難しい単語もありましたが、頑張って覚えることができました。 特に印象に残ったものは、オノマトペです。聞いている音は同じですが、日本語と韓国語では言葉にすると全然違う表現になることがとても不思議でした。

さらに、2週間に1回の頻度で授業中にパワーポイントの発表の時間がありました。 テーマが決められていて、そのテーマに沿って原稿を作成し、全て暗記して発表します。すべてを韓国語で行うので、自分が伝えたいことがうまく伝わらないこともありました。このように悔しい思いを何回もしましたが、回数を重ねていくごとに韓国語能力が上がっていくのを実感することができ、自分の自信に繋げることができました。

そして、12月はTOPIK(韓国語能力試験)に関する特別授業がありました。月曜日から金曜日で문법(文法), 읽기(読み),듣기(聞取り),쓰기(書き),말하기(話す)の授業があり、先生方が丁寧に説明してくれたのでとても分かりやすかったです。何度もTOPIKの問題を解いたので、出題方式やどの部分に気をつけて解けばいいかなど学ぶことができました。この留学の間で先生方が教えてくださったことを、思い出しながらTOPIK 合格に向けて勉強したいと思います。

 

期末試験と帰国前の韓国生活(南ソウル8班)

12月に入り、いよいよ帰国と同時に期末試験もやってきました。学部の期末試験は、オンラインで試験を受けるものと、課題提出で期末試験の代わりとなるものとがありました。語学堂での期末試験はTOPIK(韓国語能力試験)に出てくるような内容の試験でした。早めに課題に取り掛かったり、カフェで勉強したり、韓国語で積極的に会話したりと、工夫して勉強をしました。学部の期末試験は中間試験よりも内容が難しいものが多く、とても大変でした。語学堂の期末試験の結果、書き・読み・話しの中で自分が得意とする分野と不得意とする分野が見えたので、不得意な部分を中心に勉強方法を考えようと思いました。

帰国前になり、行きたい場所があったり、会いたい人もいたりする中で、韓国の新型コロナウイルス感染症の感染者が新規最多を更新する日々が続いたため、思うように行動ができず悔しい気持ちが残りました。そんな中でも、学校の近くで今回の留学で出会った人たちと最後に会うことができました。

コロナの影響で留学に来たばかりの頃は、なかなか韓国の人たちと関わる機会が少なく、韓国人の友達ができるかな・・・と不安に思う日がありました。しかし、南ソウル大学側が私たち梅光学院大学の学生たちのためにと独自に行ってくださったプロジェクトや、一部の対面授業などを通して、本当にたくさんの韓国人の方との関係を築くことができました。コロナの影響で行動範囲が限られる中、できる限りたくさんの韓国人の方と知り合い、たくさんの思い出を作ることが出来て、とても良い留学経験となりました。そして本当にたくさんの方に良くして頂きましたが、それ以上のことをこれから返していけるように心掛け、韓国語の勉強も更に頑張っていこうと思いました。

コロナ禍でギリギリまでどうなるか分からなかった今回の留学ですが、だからこそ経験できたこともあり、もちろんコロナ禍でなければできたこともたくさんありました。今回の留学で学んだことや得たことを、これからの生活や将来のために活かして行きたいと思います。

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