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学校行事で展望台と博物館に行ってきました(韓国レポートPart8)

韓国に来てから約4か月が経ち、私たちの留学生活期間も半分を過ぎました。それぞれが自分の生活スタイルを完全に確立させ、しなくてはいけないことだけではなく、各自がしたいことや行きたい場所などの趣味活動にもうまく時間を使うことができるようになったと思います。個人的にも韓国人の友人との会話や、お店など外での会話を通して、日常会話の韓国語の上達を感じられる機会も増えました。

 64日の学校行事では、武漢を見ることのできる展望台や南北朝鮮の歴史を知ることができる博物館に行き、今まで教科書やニュースでしか触れてこなかった問題を、実際に自分で見て聞くことによって、リアルに感じることができました。特に、私たちが行った展望台は武漢が見える場所でした。そこには、川などは無いのに大きく架かっている橋がありました。ガイドの方の説明を聞くとその橋は、昔脱北された方が故郷のほうを向いて、故郷を恋しがることができるようにかけられた橋だということが分かりました。それを聞いて私は、故郷に帰ることができない、というのがどれだけ苦しいことなのか、またそんな思いをしてでも逃げ出したくなる現実とはいったいどのようなものなのか、当然のように帰りたいときに帰ることのできる故郷がある私たちには想像もできないような現実に胸が苦しくなりました。

 そして、次に向かった鳥頭山統一展望台では、望遠鏡から実際に北朝鮮を見ることができました。私たちが行った日は、少し霧が濃く、うっすらと建物が認識できる程度しか見ることはできませんでしたが、なかなか体験することのできない貴重な体験だったと思います。この展望台には展示室があり、南北朝鮮の歴史をたどることのできる映像室、「統一のピアノ」などが置かれており、南北統一という難しい問題について、私たちも韓国に住んでいる留学生として、まずは「知る、学ぶ」ということから始めていきたいと強く感じました。

 夕食は、韓国で夏の初めに必ず食べるといわれる、サムゲタンを食べに連れて行っていただき「韓国にせっかく来たからには、韓国人の日常生活と同じことをしてほしい」という、先生方の暖かいお言葉や心遣いを感じ、異国の地で生活するうえでの不安や悩みをいつも消してくださり、サポートしてくださる先生方に、改めて感謝を感じました。とてもおいしく、幸せに韓国の夏のスタートを切ることができたと思います。

 改めて、今月は留学地点も半分を過ぎて個々が自分なりの生活を完全に確立できており、「自分だけの留学」を送ることができているのではないかと感じています。残り一か月と少しという少ない時間で、現状に満足するのではなく、最大限に成長して留学生活を後悔無く終えることができるように頑張っていきたいと思います。

2022年度1・2Q留学プログラム

(学生レポートは一部補足・修正を加えております)

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