大学での授業を紹介します！【韓国語コースレポート part37】

　みなさんこんにちは。南ソウル大学に留学している２年生です。留学生活も早いもので残り１カ月を切りました。寒い日が続いていますが、寒さに負けずに頑張っています。

　さて今回は、大学での授業内容について紹介します。授業は午前に語学堂、午後に学部の授業を受けます。

　まずは、語学堂の授業について紹介します。語学堂では韓国語の文法や単語を学びます。もちろん授業は全部韓国語で行われます。授業内では週に１回ほど作文や発表のテストがあるので、４技能を身につけることができると同時にTOPIK対策にもなります。また、クラスがレベル別に分かれるので、自分の力に合ったクラスで学ぶことができます。日本以外にもベトナムやモンゴルなど他国からの学生とも一緒に学びます。そのためペアワークの際は、他国の学生とも会話するので新鮮で楽しいです。以下の写真は、語学堂の教室内と発表テストの時の写真です。

クラスによって机の配置は異なりますが、大体はこの形で授業を受けます。発表のテストは、普通の発表とPPT発表の２種類あり、PPT発表は写真のように行います。

　次に、語学堂の文化体験についてです。語学堂では文化体験という授業が１学期に１回あり、全クラスバスに乗って目的地に行きます。私たちは秋学期と冬学期分、語学堂に通ったので計２回文化体験に行きました。

　まず、秋学期は韓国民俗村に行きました。韓国民俗村では、韓国伝統の家屋や、伝統公演も見られます。私たちが行った日は平日でしたが、たくさんの観光客が訪れていました。園内はとても広くて朝鮮時代の民族の生活風景が再現されていて、歩きながら歴史や朝鮮時代の雰囲気を感じることができました。

　冬学期はロッテワールドに行きました。ロッテワールドは屋外と屋内にもテーマパークがあるため、天候に左右されず遊べます。たくさんのアトラクッションがあり、ジェットコースターや韓国ドラマの撮影地として有名にもなっているメリーゴーランド、気球に乗って屋内を一周するアトラクションなどあるので、絶叫が苦手な私でもしっかり楽しむことができました。ロッテワールドの地下３階にはスケートリングもありました。また、文化体験の時は食事クーポンがもらえるので無料で昼食を食べることができます。語学堂のみんなで行くため、同じクラスでもまだ話したことがなかった他国の子と話せたり交流できたりしてとてもいい思い出になりました。　

　最後に、学部の授業についてです。私たちは、語学堂以外にも午後に週2回、学校側が指定した「ウェブトゥーン」という授業と「韓国社会」という授業を受講しました。語学堂が終わった後、火曜日の午後2時から「ウェブトゥーン」があり、水曜日の午後2時から「韓国社会」がありました。

　「ウェブトゥーン」という授業では、漫画を専門的に学んでいる韓国人の学生と一緒に韓国語で授業を受けました。私たちは一緒に授業を受けている韓国の学生ほど本格的にではありませんが、自分ならではのオリジナルの物語を韓国語で作ったり、その物語に出てくるキャラクターの特徴などを考えたりと、あまり体験することのない授業を受けることができました。本来は漫画を描く授業ですが、私たち留学生は漫画ではなく物語を文章で考えるという授業内容でした。毎週課題が出され、次の授業までに仕上げることが大変でしたが、自分が考えた文章を先生が添削してくださるので、しっかりと韓国語を学ぶことができます。

 　次に「韓国社会」という授業についてです。「韓国社会」では、韓国の歴史や今の韓国の社会について学びました。この授業は、韓国の学生はいませんでしたが、他の大学の日本人留学生、ベトナム人、モンゴル人と一緒に韓国語で授業を受けました。韓国の祝日や伝統的な食べ物等、難しい内容もありましたが興味深い内容ばかりで楽しく学ぶことができました。10月に中間テストと12月に期末テストがありますが、しっかりと対策しておけば問題を解くことができます。どちらの授業も韓国人の先生ですが、日本語を話すことができ、親切なので安心して授業を受けることができました。

　新しい年になり留学生活ももう終わりに近づいてきましたが、残り少ない留学生活を、体調を崩さないよう悔いなく過ごしていきたいです。語学堂の最後のテストが残っているため、気を引き締めて残りの留学生活を良いものにしていこうと思います。