ほかの種は茨の中に落ち、茨も一緒に伸びて、押しかぶさってしまった。( ルカによる福音書8章7節)

種蒔4月、この時期になると農夫たちは忙しくなります。地中の根や雑草を抜き、凍って堅く乾燥した土を掘り起こし、春の日ざしが地中深くまで入るようにします。地が種をしっかりと抱きこみ、30倍、60倍、100倍の実を収穫するためです。

良い種をいばらや荒地に蒔く農夫はいません。どんな地でも耕さなければ雑草やいばらが覆うように、心の地も耕さなければ良い地にはなりません。いくら神様の良い種(聖書の御言葉)であっても、いばらに覆われた心の畑では、いばらが種の力を塞ぐので実を結ぶことができません。

私たちの心には神様に逆らう古い人、つまり、肉の思いが雑草のように混ざっています。心を耕すとは、考えを新しくすることです。神様は、私たちの考えの中の悪い価値観を追い出したいと願っておられます。しかし、考えを新たにするためには必ず聖霊の導きを受けなければなりません。何が偽りで何が真理の考えなのかを分別できないことが多くあるからです。また、古くて根深い考えは簡単に抜けません。

良い地は生まれつきのものではありません。聖霊様とともに「考えの掃除」を続けるとき、心の畑は良い地に変わるのです。雑草