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どろんこ王国

雨降りで、1日中外に出られなかった翌日、お日様が顔を出し、穏やかな天気になりました。

園庭の真ん中に水たまり・・・。

満三歳のN君が、近づいて行って、水たまりの表面を、チョン!とつついて、走り去って行きました。

‘そこの興味、ちょっと、待った!!‘

すぐに、木の小枝を数本持って、「N君、面白い事しよう!」と誘いに行くと、まだ、遊びが定まっていなかったN君は、「うん!!!」と走ってついて来ました。

水たまりを小枝でさっと横切って見せると、泡がたち、水面が揺れました。底の泥がふわっと舞い、色も変わります。
N君の顔がぱっと輝きます。小枝を渡すと、最初は遠慮がちに水面をつついていましたが、段々、枝で泥をすくったり、ぐるぐるかき混ぜたり・・・。
そして、水たまりの真ん中に、小枝を何本も立てていく頃には、何人ものお友だちが集まり、
「なかまいれて~♪」   「ぼくにも、えだをちょうだい!」
さあ、これで揃いました。

写真  1

 

水たまりと、枝と、友だち・・♪

後はもう、遊びの天才たちに、おまかせ!!遊びは、どんどん展開していきます。

「みずのパワーつかって、みずをだそう!!」

R君のきっかけの言葉で、みんなのイメージが膨らみ始めます。
小枝で、水たまりの周りに線をかき、小さな溝を作りました。すると、まるで、吸い込まれるように、そこから水が流れ込みます。その水の動きに今度は、子どもたちが吸い込まれます。 

写真  2写真  3

 

 

夢中で、溝を通し、お友だちの溝に繋げたり、ただ、ひたすらに、長くしていったり・・。

スコップやバケツも登場し、細い溝は、幅の広い運河になりました。
水たまりのほとりは、文明が開け、活気が出てきました。
開拓者たちは、ある時は静かに、ある時は知恵を出し合い、自分たちの
「どろんこ王国」を築いていきます。

写真  5

どろんこの感触を手で味わい、
うわ~!ざらざら♪
泥のなんともいえない手の平の感触に集中し、思わず笑顔に・・。
部屋には無い感触です。

写真  4

 

こうして小さな水たまりは、子どもたちに、泥んこの面白さや、不思議さを、たっぷりと味合わせてくれました。

真冬の園庭の真ん中には、光が集まっていました。

写真  6