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いちばん かわいそう

園庭の花壇が花で彩られ、子どもたちも心を留めて春の訪れを感じながら、伸びやかに遊んでいます。

植木鉢の下をのぞき込むと、ダンゴムシや、ミミズにナメクジ・・・

子どもたちから歓声が上がります。

春がやってきたね♪

 

神さまが創られた様々な命の形に出会っていく子どもたちは、頭を突き合わせ、じっと、その小さいけれど、大きな存在を観て、自分の虫ケースの中に納めます。

下からのぞき込んだり、とんとんとケースを叩いたり、揺らしたり、時々掌に乗せて、そのくすぐったさに肩をすくめて笑います。

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 「きれいなチューリップ♡」花壇に目を留めた年長の男の子ふたり。

身をかがめ、花壇の花々を愛でていました。

 

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そして、花一つひとつと、まるで会話をするように丁寧にお水をあげていました。

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  すると、ふとその手を止め、更にしゃがんで じっくりと一つのチューリップを観ていました。

その表情が悲しそうに曇り、

「この子がいちばんかわいそう」

見ると、そのオレンジ色のチューリップは、花の時を終え、花びらが一枚、散りかけてぶら下がっていました。

その姿に心が動いたのでしょう。

「散る時 がきたんだね」先生が言いました。

「でも、これとおなじいろなのに、ほかのはちゃんとさいとるよ。」

そう言いながら、悲しそうな表情でもう一度その花にお水を注いでいました。

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同じ色でも、一本一本違う花・・・。

もしかすると、そのことを感じ、そこに、なんともいえない寂しさや、悲しさを感じたのでしょうか・・・

 美しかった花を惜しみつつ、その変化をも美しいと捉え、命を慈しみ、尊さを感じ、短歌や俳句に詠んできた心・・・そんな先人たちの「わびやさびの心」がここにつながっているように、感じました。

幼い子どもたちの心の豊かさや広さを日々感じています。