「祈る思いを与えてください」

真夏を思わせる太陽が顔を覗かせています。園では、水に触れる気持ち良さや面白さを感じられるような遊びをし、夏ならではの体験を思う存分に楽しんでいきたいと思います。
楽しみいっぱいの暑い夏を乗りきるため、「早寝、早起き、朝ごはん!」が大切です。ご家庭でも、規則正しい生活リズムを大切にしていただけたらと思います。

さて、今月の聖句ですが、「わたしたちにも祈りを教えてください」。イエスの弟子の願い、そして現代の弟子である私たちの願いでもあります。しかし、この言葉をもう1歩踏み込んで考える必要があります。現代人は「祈りを教えてください」と本気で思っているだろうかという疑問が生じるからです。祈りたい。祈れるようになりたい。最初はそう思っているかも知れません。しかし祈らなくても、別に普通に生活できるではないかと思っている方がいるはずです。疲れや忙しさ、心の落ち込みや迷いから、祈ることができなくなります。苦しみや悲しみを抱えて、神さまを信頼できずに祈れなくなることもあるかも知れません。

 「わたしたちにも祈りを教えてください」と、私たちはどこまで真剣に、本気で願っているでしょうか。私も日常の祈りから離れてしまうことがあります。 祈りの生活は、ある意味で、毎日、自分との闘いです。だからこそ、「祈りを教えてください」との御言葉を、「祈れるようにしてください」、「祈りに招いてください」、「祈る思いを与えてください」という願いで、私は祈っていきたいと思っています。
主よ、祈りを教えてください。

                                                                               (園長 李 光赫)