2018年度のクリスマス関連行事もおかげさまで皆様とともに盛会に終わることができました。
本学のクリスマスは11月の点灯式をクリスマスシーズンの幕開けとし、3回にわたるアドベント(待降節)・ティーパーティを経て、クリスマス礼拝を迎えます。
実に1か月にわたり大学全体でお祝いする盛大なものですが、裏でこれら行事を支えているのは宗教委員会の委員たちです。
今回は、クリスマス関連行事の裏で何が起こっていたのか、表に立つことの少ない宗教委員たちの活動の様子をお見せしましょう。
11月:クリスマス飾り・クリスマスツリー設置
2018年11月19日(月)放課後~
今年はLUCIS祭が点灯式前々日の18日(日)まで行われたため、LUCIS祭のバザー出店を終えた委員たちは、翌日、慌ただしくツリー設置を開始しました。
本学のツリーは合計6本。正面玄関の内と外、キリスト教教育センター前、スタージェスホール内、大学生協ショップ中、カフェテリア中と、学内にクリスマスツリーが乱立します。
正面玄関(外)の野外メインツリー1本は業者の方にイルミネーションを設置していただきますが、それ以外は宗教委員たちが倉庫から下ろし、放課後から夜にかけて、こっそり大急ぎで飾りつけます。
その他にも大きなクリスマスリース(輪)4本や様々な飾りがありますが、班分けに慣れた彼らは分担ツリーを決め、せっせと運び出して飾りつけをしていきます。
慣れた上級生たちがツリーの仕分けをし、後輩たちに指示を与えます。1年生は初めての大がかりな作業にもはりきって、楽しそうに取り組んでいました。

翌日、登校する学生たちは、キャンパスいたるところに現れたクリスマス飾りに驚き、クリスマスシーズンが始まったことを感じます。大学全体がわくわくする幕開けとなるのが、この学内ツリーなのです。
11月 クリスマスツリー点灯式
日時:2018年11月20日(火)18時10分~18時30分
場所:本館正面玄関ツリー前
内容:ハンドベル演奏、讃美歌「クリスマス イズ ザ タイム」
メッセージ:李 光赫 宗教主任
カウントダウン点灯
異例のことですが、今年は飾り付けの翌日に、クリスマスツリー点灯式が行われました。
委員たちは、音響をセットし、プログラム配布などの準備をします。
ハンドベル部の学生たちも合流し、委員や職員と相談しながらベルのセッティングを行いました。
コーラス隊の委員は、白い賛美隊の式服に着替えてスタンバイ。
司会の池田委員長は緊張しつつリハーサルを繰り返しながら、李宗教主任と打ち合わせをしました。
18時になると、授業を終えた学生や教職員が玄関前に集まり始めます。
そして18時10分。司会の開会宣言とともに、ハンドベルが「もろびとこぞりて」を奏で始めました。
讃美歌は「クリスマス イズ ザ タイム」。参加者全員がベルの音に合わせて歌います。
李 光赫宗教主任のメッセージに耳を傾け、クリスマスの意味に思いをはせました。
いよいよ、宗教委員長のカウントダウンでクリスマスツリーと建物イルミネーションが点灯。やわらかい光が点滅するツリーに、感動の声があがります。
式終了後も、多くの参加者がカメラを向けていました。委員たちはマスコミの方の取材に、笑顔で答えていました。
実は、このツリーの白熱灯は老朽化が進み、新校舎竣工とともに、今年で役目を終えることとなります。次年度からは新校舎で、また違った形で点灯式を行います。
その歴史的な意味でも、正面玄関で行う最後の点灯式は、参加者の記憶に残るものとなりました。
そして、この点灯式を区切りに、クリスマスを待ち望むシーズン「アドベント(待降節)」の始まりです。
11月~12月 アドベント・ティーパーティ
本学では、アドベントの時期は週1回、全3回にわたり、全学対象のティーパーティを開きます。
会場は1階学生ロビー前。音楽サークルと宗教委員会がコラボし、お茶会のセッティングと音楽会を毎週開くのです。
各週の担当は次の通り。
1回目:11月27 日(火)宗教委員とフォークソング部
2回目:12月4日(火)留学サポーターと吹奏楽部
3回目:12月12日(水)宗教委員4年生有志とハンドベル部
開始後、フォークソング部ののびやかな歌声と若い世代ならではの楽曲、吹奏楽部の本格的なクラシックを基調とした豊かな演奏、ハンドベル部はこれぞクリスマスというベルの音を高らかに響かせ、学生ロビーに自然と学生たちが集まってきます。
司会と運営は宗教委員です。
パーティでは、お菓子作りの得意な委員や学生有志が職員とともにお菓子や軽食を作り、紅茶やコーヒーを参加者に無料でふるまいます。
学生や教職員が立ち寄り、好きなお菓子や軽食をいただきながら、練習を重ねたサークルの音楽を楽しむことができるのです。
第1回目は宗教委員が担当。元気な1年生達と料理の得意な男子学生がお菓子作りに名乗りを上げて、担当職員と一緒に大量のお菓子&軽食を作りあげました。パーティ中もサンタ服でサービスと、会を盛り上げてくれました。
第2回目は、留学生と留学生サポーターが料理を担当。昨年度からの試みがパワーアップしました。
留学生サポーターの声掛けのおかげで、多くの留学生たちの協力を得られました。料理自慢の留学生たちが、ベトナム風春巻きやネパールのスイーツ、キムチチャーハンなど、本格的な母国の料理やお菓子を大盤振る舞いです。
当日、調理実習室は、母国の料理を手際よく作りながら快活に段取りを指示する留学生と、彼らを親身にサポートしながら外国料理を楽しそうに作る留学生サポーターのにぎやかな声が響いていました。
第3回目は宗教委員4年生有志が勢ぞろい。これまで培った宗教委員のノウハウを駆使して、教職員に頼らない調理、運営、サービスを全力で成し遂げました。口コミのおかげか、あまりの人気に焼いても焼いても手作りピザが間に合わず、嬉しい悲鳴を上げ続けていました。
さて、にぎやかなアドベント期間も過ぎ、いよいよクリスマス礼拝です。ミッションスクールにとって最も大切な行事の一つであり、運営する委員にとっては、これまで積み上げてきた活動の集大成です。
→奮闘記②に続く