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図書館では、2015年11月30日に召天された佐藤泰正先生を偲んで、「佐藤泰正著作展」を開催しております。
同年11月28日の公開講座(アルス梅光)が、最終講義となりました。
佐藤先生は、夏目漱石や宮沢賢治をはじめとする文学研究者として、また教育者として最期の日まで現役で活動されました。
その活動やお考えの基本となったのは、キリスト教の信仰でした。
この「佐藤泰正著作展」では、先生のご研究の成果である多くの著作はもちろんのこと、その時代時代の先生のお写真を展示いたしました。
また、佐藤先生が讃美歌の邦訳をされていたことはあまり知られていないかもしれませんが、佐藤先生の邦訳された讃美歌も展示しております。
「ことばで振り返る佐藤泰正先生」と題した年譜は、先生の著作から引用したお言葉を散りばめた年譜となっております。作成したのは、本学日本文学科の第42回卒業生、伊豆一郎さんです。長らく佐藤先生に師事した卒業生が、心をこめて、このような年譜を作成しました。
また年譜のレイアウトの部分では、『これが漱石だ。』等の出版を手がけた、櫻の森通信社の柴田良一さんのご協力を得たことを申し添えます。
年譜の前には、佐藤先生に直接習ったことのない今の学生たちも足を止め、静かに見入っています。
「あとはみなさんがそれぞれ自分に問いかけてみてください」という先生のお言葉で、年譜は終わっています。
佐藤先生は天に召されましたが、先生の残されたメッセージを、学生たちにしっかり受け止めてほしいと願います。
※ 展示は、1月30日(土)まで。2月1日(月)から、貸出しできます。
一般の方も、観覧・貸出ができます。(ただし、貸出には登録が必要です。)
今年も山口県大学ML連携特別展の季節がやってまいりました。
皆様ML連携をご存知ですか?毎年10月から1月にかけて県内大学のM(博物館)とL(図書館)が一つのテーマに沿って独自の展示をする企画です。
今年のテーマは「つなぐ」。そして本学のテーマは「神と人をつなぐ」です。図書館では聖書を中心にキリスト教関連の蔵書を展示します。
なかでも三大ケルト装飾写本の一つである「ケルズの書」(限定複製)や「死海文書」(複製)は普段なかなか見られない貴重なものですので、この機会に是非ご覧ください。
またスタンプラリーも行っています。県内大学の博物館・図書館を巡ってスタンプを集めると参加大学のグッズがもらえますよ。詳細は下記のバナーをクリックしてご確認ください。
12/13(土)「ビブリオバトルIN梅光」を無事開催することができました。
梅光学院下関開学100年事業として、学内だけでなく地域の皆様にも是非参加して頂きたい!!という思いから、多くの方々の御助力を得て当日は寒い中60人以上の方がお集まり下さいました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
このイベントは5人の発表者が面白いと思った本を5分間で紹介し、観覧者がその中で読みたいと思った本に投票して一番多くの票を集めた本をチャンプ本とするものです。
今回12月ということで、テーマを「クリスマスに読みたい本」に絞って発表してもらいました。発表者も一般からの参加者が2名、学内の学生1名、学外の学生1名、学院の高校生1名と多彩でそれぞれの一冊を熱心に語っていただきました。
自分の好きな本を紹介できる、または紹介してもらえることは本好きな者にとっては堪りません。未知の世界を広げるチャンスです。幸いにもここ梅光学院大学図書館には約34万冊もの蔵書があります。 今後とも是非御活用下さい。
また図書館サポーターの学生は、主催者として授業の合間を縫って数か月前から打ち合わせや事前準備を行ってまいりました。私共職員も初めてのことで行き届かないところが多々あったかとは存じますが、精進してまいりますので温かく見守っていただきますようお願いいたします。
これを機に梅光学院大学図書館をより身近に感じていただければ幸いです。今後も催しなどを通して皆様と交流を深めてまいりたいと存じます。