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劇団「鮭スペアレ」による演劇ワークショップを実施しました

 

2021年7月14日(水)、東京都立川市に拠点を置く劇団「鮭スペアレ」の中込遊里さん、清水いつ鹿さん、上埜すみれさんにご来学いただき、特別授業を開催しました。

この特別授業は、7月30日(金)の学院礼拝で方言を用いたスキット(寸劇)の上演を予定している「演劇的表現の研究」の授業の一環で実施。同授業の受講生のほか、後期に英語劇上演を控える「Drama Production Ⅰ」の受講生など、シェイクスピア作品や演劇に興味のある学生も参加しました。

授業の前半は、劇団「鮭スペアレ」の公演作品の中から『幽玄音楽劇 ロミオとヂュリエット』『マクベス』『リチャード三世』を紹介していただきながら、独創的で幻想的な舞台を作り上げるまでの想いや工夫について伺いました。                      

後半は、『夏の夜の夢』を題材にしたワークショップで、森の中で繰り広げられる2組の男女の恋愛ドタバタ・シーンの演技に取り組みました。

体をほぐした後、まずは全員で「森」の役を演じることに挑戦。はじめは受講生の多くが当惑して立ち尽くしていましたが、俳優の方々の動きを真似して、それぞれが思い思いに動くようになりました。

次に、それぞれの登場人物の役を決定し、実際のシーンを演技。すべての演者が作用しあって一つの舞台ができること、自分がどうセリフを話すか以上に、周りの人の演技を聴いたり見たりしてそれに応じて動くことの大切さを教えていただき、演出家の方のご指導のもと、俳優の方々と一緒に演じるという貴重な体験をさせていただきました。精一杯、指導に応えていく中で、生きた森が人に絡みながらストーリーが展開していく不思議な空間を作り上げることができたと思います。

劇団の皆様は次々と出てくる受講生からの質問に丁寧に答え、アドバイスをくださいました。両授業の受講生は、今回の特別授業で得た知識と体験を活かして、上演当日に向けてさらに表現に磨きをかけたいというモチベーション向上につながったようです。

「鮭スペアレ」の皆様、このたびは本学の学生のために特別授業を行っていただき、ありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。

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