満3歳の詩人

園庭で、「せんせい、ブランコ押して!力いっぱい押して!!もっと、もっと」

 

満3歳の男の子、気持ちよさそうに空を見上げ、ブランコに揺られている。

そして、

「あ、ボク、宇宙がみえた~」

そう言ってしばらく宇宙に身を委ねて、プカプカ浮いていた。

 

それから、数日後のお弁当の時間、美味しそうに、幸せそうに、お母さんのお弁当をほおばりながら、ご機嫌に語り始めた。

「ぼく、大きくなったら、トッキュージャーになりたいんよ。それからね、ドライブにもなりたい。いっぱい食べたらなれるんよ。」

「でもね、、、いまは、

 ぼくは、ぼく…」

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(赤鼻のトナカイさんの歌が大好きなんだ!)