真砂土(まさつち)入る!

夏の水遊でかなり遊びこまれたデコボコの園庭。

ダンプで真砂土が運びこまれました!
丁度、預かり保育、
たんぽぽさんたちが、戸外遊びの真最中。
ダンプの荷台から、ザザザッと勢いよく園庭に流し込まれるまさ土の山に歓声があがり、なんだか、うずうずしている様子。
ダンプが立ち去ったと同時に、
「さあ、どうぞ!」
と声をかけると、弾けるように、一目散に砂山へ走り込む
裸足になり、冷んやり、ふんわりした土の感触を感じる。
小さな足は、出来たてほやほやの山に埋れてしまう。
「うわぁ、足がなくなったぁ~」
もう、このままでいい
「みてみて。ここまで埋まったよ~」
心地よい土の圧迫感や、感触は、子どもたちの
心を一瞬で捉えて、離さない。

 

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次に、園庭じゅうに、まさを捲く作業。

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 これも、次々と、スコップ、手押し車などの、仕事道具を持って集まり、
「せんせい、いっぱい入れて!」
「もっと、もっと、てんこもりにして!」
「山盛りにしてください!」

と、やる気満々。
何度も何度も、手押し車に山盛り積まれた土を、
「う~んしょっ えいっ!」
と威勢のいい掛け声とともに運んでいく。
こぼれ落ちそうなくらいの山盛りを、更に、
上をパンパンして。そしたら、「まだ入るから」と、更にてんこ盛りにしてもらい、
「あぁ、これは無理かもしれない」
と言いながらも、足を踏ん張り、身体中の力を込め、運んでいく。
意欲に勝るエネルギー源は無いと感じた。
先生たちの、
「こっちにおねがい!」の声に、
「はいよ !」
と弾んだ返事。

「今日、たんぽぽでよかった~
ほんとほんと。ラッキーやったね」
と言いながら、楽しそうに、作業する子どもの額には、汗が光り、労働の喜び、一人前と認められた誇りで表情は、輝いていた。自分たちで、それぞれが、協力し、役割分担しながら、作業を進めていく。
お陰様で、とても早く作業終了~

人は、幼い時から、誰かの役にたちたい。認められたい。という思いが強くあり、また、仲間と、協働で作業する事の喜びから、心が満たされ、力が漲るのだと、改めて、教えてもらった。
バスの運転手さん、先生たち、実習生、そして、子どもたち。
多世代交流のひと時、それは、とても、幸せで、心地よい一体感を感じる、そして、発見の多い豊かな時でした。

来週はきれいに整備されたこの園庭で、子どもたちは運動会へ向けて走りますよ~、踊りますよ~♫

さあ、たっぷりの土の上でどんなドラマが始まるのでしょう?!楽しみです。