梅光学院

BAIKO VISION〜梅光の未来を創造する〜

MESSAGE for BAIKO VISION

2017年度、学院の持続的発展について

去る3月27日、2016年度最後の理事会・評議員会を開催し、2017年度事業計画と予算、建築後49年を経て老朽化が著しく、耐震診断でも問題があることが分かった大学東館の建て替え、中野新治学院長の退任と樋口紀子学長の学院長兼任等多くの重要案件を審議し、すべて満場一致で承認されました。また、学事報告では、大学入学者が、昨年の343名には及ばないものの、2017年度も入学定員290名に対し330名の大台に乗ることが報告されました。これにより、2年連続で定員を満たしたことになり、大学のV字回復は安定した軌道に乗った感があります。学生が増えることにより、キャンパスに活気が生まれたことは喜ばしいことです。2017年度は、実質的な収支均衡を達成できる見込みであり、学院財政を圧迫していた人件費比率も、私学の健全水準と言われる52%程度まで低下します。

BERJAYA大学理事長、学長来訪時の写真

協定校、マレーシアのINTI大学です。

広報活動の強化、高校や予備校、塾関係者との信頼関係の構築は勿論、何よりも社会のニーズの変化に即した学部改組、正課の講義は言うまでもなく、正課外の、学生の人間的な成長を促すボランティア、海外研修など様々な活動を通じた社会でたくましく生きる力の育成、学生や保護者の大きな関心事である就職実績の向上など思い切った改革が成果を挙げていると確信しており、今後とも引き続き、学生、社会、卒業生を採用する企業、地元に信頼され、「選ばれる」大学づくりをめざして、教職員と共に尽力していきたいと考えています。

一方、中・高校の入学者は、残念ながら2017年度も低迷を続けています。少子化、県立高校の入学定員増、公立高校との授業料格差など中・高校を取り巻く環境は厳しく、学校存続に必要な生徒数を確保することは容易ではありません。特に、2016年度は、校長の病気による休職・辞任という事情があり、改革が停滞しがちであったことは否めません。しかし、昨年9月から只木徹総務担当理事に中・高校改革担当を兼務させ、学校教育でのICTの活用と教育改革に知見と経験豊かなお二人の先生に、教育顧問に就任いただき、種々助言を頂くとともに、教員対象の研修を行い、また2017年度からそのうちのお一人の島田清氏に校長に就任いただくことになりました。学院としては、これまでもICT環境の整備、理科教室の整備、イングリッシュ・ルームの整備、石垣の補強など、教育環境の整備と生徒の安全を確保するために予算を投入してきましたが、2017年度にも校長補佐体制を強化するとともに、5千万円の集中改革予算を組み、中・高校が「選ばれる」学校になるための改革を後押しすることとしています。

なお、大学東館に代わる北館(仮称)建設や東館の取り壊し、周辺の環境整備には約20億円の資金が必要であり、自己資金だけでは費用を賄うことはできず、相当額の借り入れが必要となります。厳しい財政状況の中での重い決断ですが、学生の安全を守ることは最大の優先事項であり、現在稀に見る低金利であることに鑑み、理事会の承認を経て踏み切ることにしました。借り入れに関しては、私学復興事業団や市中の金融機関と交渉を始めた段階ですが、幸い、ここ数年の財政の好転、現執行部の改革に向けたリーダーシップ、揺るがぬ姿勢が評価され、見込みが立ちつつあります。

中野新治前学院長には、短期大学学長、大学学長、学院長、中・高校長として、二十年以上の長きにわたって学院のためにご尽力頂きましたが、ここ数年体調が万全ではなく、定年を過ぎていることからこの度辞意を表明され、慰留に努めましたが、本人の決意が固く、止む無く受け入れることといたしました。これまでの学院に対するご貢献に感謝するとともに、引き続き特任教授として学生の教育と研究指導に当たっていただくこととしています。また、「学事顧問」として、学院を代表して対外的な行事への参加や、学事に関する助言を適時頂くこととしています。後任には、樋口紀子学長が選任されました。(学長兼務)

以上、新年度に当たり、理事長としての決意を表すとともに、関係の方々の学院に対するご理解、ご支援をお願いしたいと思います。

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By Masao Honma

学校法人 梅光学院

理事長

本間 政雄