2nd step⑪ 韓国で学んだ「情」の文化

5ヶ月間の語学留学を振り返って一番印象に残っているのは、韓国の文化「情」についてです。

今回の語学留学を通して、韓国人は人との繋がりをとても大切に考えるということを知りました。例えば、聖堂の礼拝に参加した際、初めて来た私たちをとても歓迎してくださり、一緒に食事をして、また礼拝に参加できるように連絡先を教えてくださるなど、とても親切にしていただきました。

また、寮で同じ部屋になった韓国人の友達は、困ったことがあるとすぐに助けてくれ、韓国語の勉強でわからないところがあると詳しく教えてくれました。その友達とは、寮の食事など、たくさんの時間を一緒に過ごしました。日本では一人になる時間もたくさんあるので、最初は戸惑いもありましたが、韓国では一人で行動するよりも複数人で行動し、困ったことがあると一緒に解決するのが普通なのだと知りました。韓国人の「情」を強く感じる一面でした。寮の休憩所にいると韓国人の友達がきて、その友達の友達も来て、最後はみんな友達になり、寮でたくさんの韓国人の友達ができました。寮で知り合った韓国人の友達と一緒にご飯へ行ったり、買い物をしたり、韓国人しか知らないようなところへも行き、とても充実した寮生活を送ることができました。大学が夏休みに入ると韓国人の学生は寮を出て帰省しますが、わざわざ自宅から学校の寮まで来てくれて、私たちのために一人一人へのプレゼントと手紙、手作りケーキまで用意してくれました。
留学は終わってしまいましたが、これからも留学で出会った友達たちとは連絡を続け、一生の友達と言える関係を築いていきたいと思います。韓国でたくさんのことをしてもらったので、友達が日本にきたときには、私たちがその恩を返したいと思います。また、私が韓国でしてもらったように、日本で困っている外国人や留学生がいたら積極的に手を差し出して、彼らが日本でいい思い出を作れるようにしたいと思いました。今回の留学で楽しいこともあれば、反面、きつく大変なこともありました。しかし、そのきつくて大変なことも友達の助けを借りて乗り越えることができました。韓国だけでなく日本でもそのような「情」が増えるといいなと思い、まずは私自身がそのように行動していかなくてはならないなと感じました。留学で学んだことや感じたことを忘れずにこれからの生活で活かしていきたいと思います。

東アジア言語文化専攻
2年 濱田美瑠

2nd step⑩ 留学でわかった韓国語上達のコツ

5か月間の語学留学が終了した。韓国に来た当初は帰りたい気持ちでいっぱいだったが、いざ帰るとなると寂しさと、もっと現地で学びたいという気持ちがあふれてきた。言語を学ぶ上でどのような方法で勉強すればいいのか、何から手をつければよいのか、日本にいたときは分からなかったが語学堂での授業を通して明確に分かった。

まずは声に出すことが最重要だと感じた。語学堂でのクラスメイトや寮のルームメイト、違う部屋の友達と話すと、その度に語彙力が伸びたように感じた。最初は分からない単語を調べて話していたが、途中からそれをやめて、自分が今持っている単語や文法を使って話すようにした。それで理解してもらえると、自信が出た。また、知らない単語をその場で調べると、相手を待たせてしまったり、何の話をしていたのかを忘れてしまうのでコミュニケーションに支障が出る。知っている簡単な単語に置き換えて話すことによって、友達が「あ~、これのことね!」と教えてくれて新たな知識を覚えることにもつながった。

買い物の際、多くの店員の方は、私に日本語で接客をしてくれたけれど、私は負けじと韓国語で返していた。すると、韓国語で接客をしてくれて、それも良い勉強になった。その会話の中に語学堂で習った文法や単語が出てくることが多くあったため、用途や使うタイミングも知ることができ、効果的に復習をすることもできた。

一方、今回の留学生活で最も後悔したことは日本人と日本語で話してしまっていたことだ。はじめての海外での長期滞在のため危険なことがあったらと不安に思い、ひとりで行動することはあまりなかった。韓国人とふたりで会話することもほとんどなく、日本人複数人と韓国人複数人での会話がほとんどだった。韓国人が一人に対し、日本人複数人のときには、何の話をしているかわかるように日本人同士でも韓国語で会話をしていたが、お互いに複数人でいるとどうしても母国語で話してしまうのだ。勇気を出して韓国語で話す機会をもっと多く設けていたらより上達していただろうと思う。

この5か月を通して、これからすべきことやしたいことなど、自身を奮い立たせてくれるものが多くあった。まずは、語学堂で学んだことを復習しながら、教材は違ったとしても同じような勉強法を実践していく。そして、SNSでつながっている友達ともこまめに連絡をとる。そして、次回のTOPIKに向けての勉強にも力を入れる。夏休みの2か月間を有意義に過ごし、精進してきたいと思う。

東アジア言語文化専攻
2年 吉岡美里

2nd step⑨ 5か月間の寮生活のなかで

5か月間という長いようで短い時間の中で韓国語の授業を受け、文化を学び、仲間たちから刺激を受け、考え方の違いに悩まされたりしながらも様々な経験をすることができた。

その中でも寮での生活は私にとって忘れられない思い出のひとつとなった。日本でも寮生活をしたことがなかった私に韓国人と共同生活ができるのだろうかと不安でいっぱいだったが、3月1日に人生初の寮生活がスタートした。ルームメイトは1年生が2人、3年生が1人と私の4人部屋だった。最初に話しかけてくれたのは1年生の子だった。何もわからない私に優しく声をかけてくれてとても嬉しかった。それからすぐに仲良くなり、他の部屋の人達も一緒に寮の一階にある卓球場で卓球をした。それから、ご飯に誘ってくれたり、一緒に天安に行って買い物をしたり、ルームメイトの誕生日を祝ったり、お菓子を分けてくれたりと何気ない出来事でさえも私にとっては嬉しかった。

しかし、楽しいことや嬉しいことがある反面、苦労したこともあった。ルームメイトが毎日部屋で電話をしたり、夜でも大声で話したり扉を強く閉めたりと、共同生活をしていると些細なことでも気になってしまってストレスが溜まることも多かった。日本と韓国の歴史について夜な夜な話をすることもあった。もちろん歴史から目を背けるのは良くないし、考え方も人それぞれだとは思うけれど、日本人を相手にしても自分の意見をはっきりと言うところには正直驚いた。

寮では毎朝、毎晩欠かさずに食堂でご飯を食べた。初めは「辛い」と感じていたが、食べていくうちにご飯が一日の楽しみになっていた。食べたことのなかった韓国料理も食べることができて良かった。水曜日は特食で普段より少し豪華なメニューだった。

5か月間韓国で生活して、韓国語の勉強だけではなく、韓国人との考え方の違いや、韓国料理の美味しさ、韓国の良いところも悪いところも知ることができた。また、日本に住んでいたら気づかなかった日本の良さにも気づくことができた。これらは、寮生活をしてみないと分からなかったことである。毎日お世話になった寮とももうお別れだと思うと寂しい気持ちと、やりきったという気持ちが混ざって複雑な気持ちだ。この留学は私にとって一生忘れられない思い出となった。

東アジア言語文化専攻
2年 松木奈子