2nd step⑧ アン先生との体験授業~臨津閣(イムジンガク)訪問~

一学期の「語学堂」での授業が終わり、アン先生との体験授業が始まりました。今回、私がレポートに書く内容は、特に印象に残っている6月8日に行った臨津閣(イムジンガク)についてです。

臨津閣という場所は、“韓国で一番北朝鮮に近い場所”と言われています。“南北分断の象徴”というイメージを持たれていますが、現在では、平和の大切さと統一の重要性を知らせる平和公園として、重要な役割を担っています。

自由の橋に掛けられたメッセージやリボン

私はもともと戦争などに興味や関心はあったものの、今回訪れた臨津閣で起こったことや、韓国と北朝鮮の戦争問題について深くは知りませんでした。実際に臨津閣に訪れると、そこには南北分断の際にできた生々しい傷跡たちがまだまだ多く残っていました。特に私が印象深かったのは、“自由の橋”です。

自由の橋とは、停戦後、韓国軍の捕虜12,773人が北朝鮮から帰還する際に使われた橋です。この橋を渡って自由の身となり、韓国に戻って来たことから“自由の橋”として命名されました。現在では、臨津閣を訪れた観光客のマストスポットとして多くの観光客が訪れています。この日も、私たち以外にも多くの外国人がいました。また、意外にも韓国国内から来られた方も多く、とても驚きました。橋の先には南北統一の願いや北朝鮮の人々への思いを綴った多くのメッセージやリボンがあります。この橋とこのメッセージを目にして、この場所で多くの方が家族と離れ離れになり、多くの方が亡くなるという悲しい現実が起こったことにとても胸が痛みました。

臨津閣では、離散家族の断腸の念と統一への願いが込められた常設祭壇や爆撃を受けた長湍駅の蒸気機関車などを写真に収めることが出来ました。この場所はアン先生との授業がなければ訪れることはなかった場所です。

離散家族の念と統一への願いが込められた常設祭壇

蒸気機関車

私は帰宅して臨津閣について調べました。ここは平和の大切さと統一の重要性を知らせるために造成されていることが分かりました。今回臨津閣を訪れるまでは、知らなかった南北の問題を自分の体で感じることができ、韓国と北朝鮮(南北)に対する興味関心がより一層増し、もっと韓国と北朝鮮の歴史問題について学んでいこうと思うようになりました。

平和のリボンが掛けられた鉄格子

アン先生との授業も終盤に差し掛かりました。6月末からは新たな級での語学堂の授業が始まります。そのため、予習復習のサイクルを確立し、より一層韓国語の勉強にも取り組みたいと思います。

東アジア言語文化専攻
2年 西村みるき