「日本に最も近い外国は?」との問いに、多くの人が中国や韓国と答えるのではないでしょうか。 特に下関や北九州、福岡は両国に近く、観光やビジネスはもちろん、地域間交流も活発に行われています。 近年では韓国の音楽やテレビドラマに触れ、身近に感じている人も多いでしょう。 また日本企業の中国進出といった経済交流もさらに深まっていくことでしょう。 このように日本と両国との関係が緊密化していく中、東アジア言語文化専攻では、 東アジアとの架け橋になる人材の育成を目指します。
運輸・流通業、エアライン、ホテル、旅行代理店、小売販売業、グローバル現地企業、留学・大学院進学
半年間~1年間の全員留学を含む 3段階留学プログラム
東アジア言語文化専攻では、中国語と韓国語のそれぞれについて3段階の留学制度を用意しています。留学は単位として認定されるので3段階すべての留学を経験しても4年間で卒業することができます。なお2nd step語学留学は原則全員参加です。
(詳しくは留学・国際交流をご確認ください)
※半年間とは前期もしくは後期のいずれかの期間を指します。また、1年間とは前期および後期を合わせた期間を指します。
2年次〜3年次の2年間、中国の青島大学へ留学し、所定の基準を満たした学生は梅光学院大学からはもちろん、青島大学からも学位(卒業証書)が取得できる制度です。
実践的な中国語と国際的な視野を身につけられることが最大の利点となっています。
2年次の2nd step語学留学は、南ソウル大学校(3月〜)と、啓明大学校(9月〜)から選択可能です。
「1年生のうちに語学力が伸びたので、できるだけ早く留学したい!」「留学費用を貯めるのにもう少し時間がかかるので、遅い方がよい」など、学習の到達度や経済的な状況をみて、自分に合ったプログラムを選ぶことができます。
1年次から3年次までの間に3回の韓国留学を経験し、大学生活の約半分を韓国で過ごしました。特に、3年次には1年間現地の大学の航空観光学科に所属し、エアライン業界や観光・旅行業界について学びました。韓国人のクラスメイトとともに韓国語で授業を受けるため、高度な語学力が必要となりましたが、レベル別にクラス分けされた梅光での少人数授業と2年次の語学留学で徹底的に韓国語4技能<読む・書く・話す・聞く>を鍛えていたので、専門分野の学びに集中することができました。
そして、この学びがきっかけとなり、航空業界や旅行業界を志すようになりました。
大学生になったら留学したいと思っている方には、梅光を強くおすすめします!
留学などを通じて培ってきた語学力を、下関地域の多言語化につなげる取り組みが下関国際言語化プロジェクトです。
PBL(課題解決型学習)と呼ばれる学習方法を導入して、特に下関を訪れる韓国人観光客や韓国人定住者の実情、また下関の多言語化(韓国語での情報提供)状況などを調査・分析し、外国人の皆さんに提供できる様々な情報ツールを、自らの手で作成していきます。
下関市と韓国・釜山広域市は姉妹都市。JR下関駅近くのグリーンモール商店街は韓国の食料品店や焼肉店などが立ち並ぶコリアンタウンです。ここで毎年行われている「リトル釜山フェスタ」に 留学生とともに参加。韓国の伝統的な遊びを通して、韓国文化を子どもたちに 伝えました。
東アジア言語文化専攻の韓国語プログラムでは、「韓国語理解」でのリスニングとリーディングや、「韓国語会話」でのスピーキングと「韓国語作文」でのライティングを通じて、韓国語で聞く・話す・読む・書くことができるコミュニケーション能力を1年次から徹底して鍛えます。2年次には、中級韓国語学習者に必要なテーマである機能・表現を、留学経験や異文化理解を通じて学び、多くの日常会話と身近な社会的題材からなる会話を聞いたり、文章を読んで理解できるようなコミュニケーション能力の修得を目指します。
中国の今を最新記事とともに学びます。そのため、過去1年間の様々な出来事を多角度から紹介した内容を取り入れ、異文化に触れながら最新時事用語も学んでいきます。
そして、グループ学習を通して学生が発表、意見交換を行います。
また、地域の国際交流や、観光関連の企業に協力する取り組みを行うこともあります。
国際クルーズ客船を受け入れる準備として、販売物品を中国語で紹介することに携わりました。商品を撮影し、中国語の紹介文を用意しています。
近現代史の視点から見ると、東アジアはどう位置づけられてきたのでしょうか。東アジアの地理や経済だけで見るのではなく、時代を通した点と点を関係づけながら、この地域の歴史をたどっていきます。
これらの作業を行うことで、今の地理的・経済的環境をより深く理解でき、現地を訪れることでより興味深い空間へと変わっていくことでしょう。
学生が外国語を自主的に学べる学習教材(書籍・DVDなど)や情報機器を設置。留学生や教員と多様な文化について、共に学び合う場です。
1年次に2週間の語学・文化研修に参加し、2年次には半年間、啓明大学校に留学しました。2回の留学を通して韓国語の4技能を飛躍的に伸ばし、人間としても成長できました。
帰国後は韓国人の先生や韓国での勤務経験をもつ先生から指導を受け、TOPIK6級に合格。また、日本語教員の養成課程で言語学や第二言語習得を学んだことは、韓国語の仕組みや位置づけを理解する助けになりました。
就職先のホテルは九州にあり、韓国からたくさんのお客様がおいでになります。梅光での学びを生かし、ご満足いただけるおもてなしができるよう頑張ります。
梅光では、海外に留学しても、卒業を遅らせることなく長期留学が可能です。私の場合、中国の青島大学に2年間留学し、帰国後にはHSK(中国語検定)で5級を取得。ゼロから始めた中国語の力を自分でも驚くほど伸ばすことができました。
就職活動では、結婚や介護などのライフイベントに左右されにくく、自分のキャリアアップを諦めることなく働き続けられる会社を選びました。
面接時には、不慣れな海外で2年間学び続けた努力が、採用担当者から評価していただけたと感じています。大学入学後に留学をしたい人にとって、梅光はぴったりの環境です。