アイルランド留学 ~残り約1か月を残して~

国際言語文化学部  英語英文学科4年 塚原 黎

昨年の9月にアイルランドに来て現在、帰国まで約一か月となりました。

初めての留学ということで、当初は、様々な不安を抱きつつの出発でしたが、思ったより早く環境にも慣れ、留学生達ともうちとけられたのは、幸いでした。

多くの留学生と過ごす中で、一番の収穫は、私の持つ外国人のイメージと外国人の目に映る日本及び日本人のイメージが、かなり違っていることに気づかされたことです。日本についても国外にいて初めて気づく日本の良さもありました。例えば、私は日本といえばお寿司、富士山、相撲などを思い浮かべますが、外国人はお寿司の次にはアニメ、マンガのことを聞いてくることが多かったことには驚きました。留学生の方が私よりもアニメのことを知っていることが多いくらいでした。改めて、日本のアニメの持つ文化の発信力の強さを感じました。 塚原 レポート3
塚原 レポート2  私自身、日本で生活している時はヨーローッパの国々、人々の事をひとくくりに考えていました。しかし、実際にアイルランドに来て、ヨーロッパ各地からの留学生に囲まれて生活する中で、今までは気づかなかったそれぞれの国民性なども見えてくるようになりました。ラテン系の国の人々の大らかさ、ゲルマン系の几帳面さ等、それぞれのお国柄の良さを体験できました。表現力という点では、西洋文化とは、大きく違うと実感しました。
それは以心伝心という我が国の持つ文化です。言葉に出して言わないまでも、お互い相手の心情が何かしら分かり合えるということの素晴らしさです。他国籍の友達と生活する中では、ちょっとしたことでも相手に直接はっきりと言わないと私の意図が伝わりません。しかしこれが日本だと相手の心情を自然に察知していることが多々あります。言わないことで、相手を思いやったり、相手が言葉に出せない部分を思いはかったりすることができるのは素晴らしいことです。明確に表現することが求められる西洋社会では、日本人の曖昧な表現はともすれば、誤解を招くこともあるように聞きますが、相手を思いやる奥ゆかしい言い回しや、言外の言葉も読み取る日本人の持つ想像力のすばらしさは、他の国では見られない日本文化の素晴らしさだと思います。 塚原 レポート1
塚原 レポート4 留学生以外では、現地のアイルランド人の持つ優しさや、穏やかな国民性も忘れがたいものがあります。イギリス人も賞賛するアイルランド人の人柄の良さは、長い苦難の歴史を経た国の人とは思えない穏やかで親切であることに驚かされます。留学先として私の中では、決して最初から一番ではなかった国ですが、結果的にはアイルランドを選んだことは正解でした。美しい風土と奥深い文化、心優しい人々のいる国で、多くの留学生と交流できるチャンスをいただけたことは、私にとって本当に幸いなことでした。この留学経験は、人と人との交流の大切さ、そのためのスキルとしての語学力の大切さを改めて考える良い機会となりました。今後の私の人生の目標の手がかりがつめた様な気がしますし、この機会を無駄には出来ないと深く心に刻んでいます。
最後になりましたが、留学に当たり夜遅くまで語学指導くださり、多くのサポートをして頂いた先生方、留学の手続き等、事務処理をお手伝いくださった事務職員の方々に、お礼と感謝を申し上げます。
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