第八回「創る意識を大切にした雅印づくりの実習」
  授業担当:荒瀬 宏(長州)先生(10/06/03)

 新入生の最初の実習として、毎年雅印づくりに取り組んでいる。卒業までの学習でいつも作品の隅々にまで創意と工夫を凝らすように、その心構えを力説している。篆刻の学習は<拙=つたなさ>を尊び、筆で書く線のほかに多様な形を容認することが主眼となる。
 特にひっかき傷を作ることの快感と柔軟な発想で書芸術の世界を見つめることを大切にしている。

(授業のプロセス)
・<初めて篆刻を試みる人のために>=山田正平先生の文章を読む
・印史=印影の鑑賞
・印稿を作る=3種の篆書辞書による検字
・布字=印面(石)に書く
・刻=撃辺による立体の創造
・押印法と印影集の鑑賞

(注意点)
 ・出来上がるまでの未知の世界への挑戦はできたか?
 ・拙く本気で刻すことができたか?
 ・撃辺による立体は勇敢に作り出すことができたか?
 ・他者の印影を自分の言葉で互評する。
 ・本格的な学習は2年次篆書法で再度学習し、
  4年次卒業展には作品ごとの雅印を刻し、公開する。

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