留学ビフォー・アフター


挑戦しよう、頼りがちな自分を変えるために(杉本さん:09/12/01)

英米文学専攻2年 杉本麻悠美さんの場合
                  挑戦しよう、頼りがちな自分を変えるために
09/11/24

  私は今回の留学で初めて外国を訪れる。しかも、約2ヵ月間もの間家族や友人達のもとを離れ、言語の違う国で生活するということも生まれて初めての経験だ。そのため、留学という初めての挑戦を前にして私の心の中は期待と不安でいっぱいである。
 私にはオーストラリアに行って必ず達成したい二つの目標がある。一つ目は、語学力の向上である。大学1年生の頃に比べると少しずつ英語の力が身についてきてはいるものの、まだまだ完全に英語を使いこなせるようにはなれていない。日本語の通じない環境で生活し、英語の力を伸ばしていきたい。
 そのためにも、オーストラリアでは日本語を使わないよう心がけたい。友人と会話をする時も全て英語を使い、ホストファミリーにも自分から積極的に会話をするよう努力しようと思っている。今回のチャンスを無駄にしないためにも、このような努力をして今の自分の英語をさらに磨きたいと思っている。
  もう一つの目標は、精神的に成長して新しい自分に生まれ変わるということである。私は何か物事を始めるとき、すぐに周りの人に頼ってしまいがちである。また、大学生なのにすぐに両親に頼ってしまったり、迷惑をかけてしまったりすることが多い。このような弱い自分をこの留学をきっかけに変えたいと思っている。オーストラリアでは新しい出会いがたくさんあるだろう。国の違う人々との出会いを通して物事の新しい考え方などを学び、成長して日本に帰ってきたい。
 私はこの留学が"人生の一つの挑戦である"と思っている。この挑戦が成功するかしないかは自分次第だと思う。もしかすると、辛いと思うこともあるかもしれない。しかし、そこで逃げ出すのではなく、「今、自分がやらなければならないことは何か」を常に考えて行動したい。決して悔いの残らないよう、オーストラリアで多くのことを学び、ひとまわりもふたまわりも成長して日本に帰ってきたいと思う。

            
  オーストラリアでの9週間はあっという間に過ぎ去った。オーストラリアに到着したときは、私は9週間もここで生活していけるのだろうかという不安でいっぱいだったことを覚えている。日本語の伝わらない国での生活は私にとって人生初めてであり、一生忘れることのできない経験となった。
 オーストラリアでは3人家族の家にステイした。ホストブラザーと年齢が近かったのですぐに打ち解けることができた。ホストファーザーもホストマザーもとても優しい方々で、初めて対面したとき、この家族と一緒に生活できることを本当にうれしく思った。
 しかし、オーストラリアに来てからの最初の2週間は私にとって苦しい日々であった。自分の伝えたいと思うことをうまく英語で伝えることができず、優しく接してくれる家族やUSQの先生方に対してとても申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。ホームシックにかかり、一緒にステイしていた友人と2人で英語でうまく会話のできない悔しさと家族のいない寂しさで涙を流したこともあった。
  このままではだめだと思い、思い切って今の自分の気持ちをホストブラザーに伝えてみることにした。そうすると彼は、「僕もたくさんMayumiと話がしたい。ゆっくりでいい。ちゃんと話をきくからね。」と言ってくれた。この言葉をきいて、たとえ英語でうまく自分の気持ちを伝えられなかったとしても、話をしようとすることが一番大切なことなのだということに気づくことができた。
 それからの7週間、私は積極的に自分の周りにいるオーストラリアの人々と話をするようになった。それにより、英語で話をすることが怖くなくなっていった。授業にも積極的に取り組むようになり、少しずつ英語力を向上させることができた。
  私はオーストラリア留学を通して、英語力の向上だけでなく、人としても成長することができた。家族から離れて生活したことで、改めて自分の家族の大切さに気づくことができ、また近くで支えてくれた友人の大切さにも気づくことができた。そして、ホストファミリーや先生方との新しい出会いを通して、自分自身を見つめなおすことができた。また、日本人が見直さなければならないところをいくつも発見することができた。
 日本に帰国してからもホストブラザーとはほぼ毎日メールで会話をしている。この出会いをこれからも大切にしていきたい。本当にたくさんの人々に出会えてよかった。ホストファミリーに出会えてよかった。またオーストラリアで留学したい。
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