留学ビフォー・アフター


それでもやはり外国の文化に触れてみたい。(廣川さん:10/01/25)

英米文学専攻2年 廣川えみさんの場合
                  それでもやはり外国の文化に触れてみたい。
10/01/21

  今回の留学で私は初めて海外へ出ることになる。正直期待よりも不安のほうが大きい。だが、留学やホームステイ経験のある友達に話を聞くと、とても勉強になり視野が広がっていい経験になるらしいので、私もそう思えるように積極的に行動したいと思う。
 私の高校は総合学科で、私は経営情報系列に所属していた。だから、授業はほとんど商業や工業系の勉強で、英語の授業は週に一時間程度しか行われなかった。AETの先生の授業も2、3ヵ月に1回ある程度で外国の方と接する機会もほとんどなかった。だが、そのたったわずかな時間の中でも、英語や外国の文化に興味を持ち、私は梅光学院大学に入学した。本学を選んだ一番の理由は留学制度が充実していることだった。

  中学生のころから英語が好きで、勉強することも楽しかった。なので、入学当初は大学生活も勉強も楽しくやっていけると思っていた。しかし大学に入学して外国人の先生と接する機会が増えると、自分の英語力の低さを実感させられた。
 大好きだった英語の勉強も少し嫌いになり始めていた時期があった。文章にできても、言葉に表せられない。話すスピードが速すぎて聞き取れない。質問されても単語でしか答えられない。単語をあまり知らない。数々の現実が私を悩ませた。日本人の英語と外国人の英語の違いを体感したのだ。このままでは留学してもきっと何も得られないと思った。
 たくさんのことで悩んだが、それでも私はやはり英語が好きで外国の文化に触れてみたいという気持ちは変わらなかった。だから、この留学までの約1年間、私は少しでも英語を聞き取れるようになろう、きちんと答えられるようになろうと少しずつ努力をしてきたつもりだ。
 そして夢にまでみた留学が今、目の前に近づいてきている。この1年間で自分がどれだけ成長したのかわからない。あまり変わっていないかもしれない。でも、せっかくの留学できるチャンスだ。私はさまざまなことに積極的に行動してみたい。そして帰国したとき、私に何か得るものがあれば、と思う。

            
  この9週間のオーストラリア語学留学はあっという間だったが、私にとってかけがえのないものとなった。今まで授業で学んできたことを、オーストラリアという地で実践できたこと、様々な文化に触れたこと、いろんな人に出会えたこと、すばらしい経験をした。
 オーストラリアでの学校生活は、積極的に取り組んだ。普段あまり質問しない私だが、分からない単語や熟語があるときは自分から質問したり、日常会話を心がけたり、とにかくたくさん話すことを日々目標にしていた。
 ホームステイ先では、最初のころはホストファミリーの英語があまり聞き取れなくて、コミュニケーションがなかなか取れず、会話することが嫌になりそうだった。しかし、そんな私に対してホストファミリーの方々は嫌な顔一つせず、分かりやすいようにゆっくり、なるべく簡単な単語を使って話をしてくださった。そんなホストファミリーの方々にとても救われた。みんな、せっかく私に会話する機会を与えてくれているのに、私は何しょぼくれているのだ、と自分に喝を入れて、それからどんどん自分から話をするようになった。
 おかげで2、3週間を過ぎたころには話すことが怖くなくなり、むしろ楽しいという気持ちでいっぱいだった。自分の英語が伝わっている、分かっているのだ、と思うととても嬉しかったし、もっと話したいと思えるようになった。このときの気持ちを忘れずに日本の授業でも英語の勉強をしっかりまじめに取り組もうと思う。
 それから私は一人ステイだったので、頼れる人もいないし、携帯電話など連絡手段もない。何事も自分で考えて自分で行動しなければならなかった。二人ステイの人たちと比べて苦労したが、その分ホストファミリーと話す時間も多かった。自分で考えて行動するという生活を通して、英語だけでなく人間として成長できたと思う。

  オーストラリアでの生活は毎日がとても有意義で、英語を学ぶにはとてもいい環境だったが、いろいろと自分のことを考える時間もできた。今の自分、将来の自分、普段考えないことを考えるようになり、価値観や視野の広さが変わった気がする。私は今まで本当に小さいところにいて本当に少しのことしか知らなかったのだ、と、ほんの数日間でとても実感した。海外の大きく違うものを見ることができて、いろいろな影響を受けて、視野も広がって、いろんな観点から物事を考えられて、いろんなことがいい方向に変わったような気がする。それはきっとオーストラリアでさまざまな文化に触れることが出来たからだと思う。このようなすばらしい体験が出来た私は幸せ者だ。もっと新しいものを見て、新しい体験をして、もっともっと自分を磨いていきたい。
 はじめは不安だらけだったこの留学が、今では私にとって一生ものだ。この留学を通して学んだことをこれからにつないでいきたい。私を成長させたこの貴重な体験をサポートしてくださった人々に感謝の気持ちでいっぱいだ。
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