
第三回 「スピーチ法」 授業担当:杉山裕子先生(09/12/21)
また、「話したら相手がわかってくれたと思う錯覚」に落ち込んだことはありませんか。話をしている相手が、本当に同じことをイメージしながら会話をしているのでしょうか?授業で簡単な伝言ゲームをしました。伝えたつもりの言葉がさまざまなイメージになって相手の中にあったことに気づかされます。話すという行為は相手がいるから成立するものです。ではその相手に自分の何が伝わったのでしょうか。話すということは、単に言葉を発するだけのものではありません。話し手の表情や声・態度・速さ・強さ等さまざまなものが言葉に意味を持たせて、聞く人に伝わっていきます。また聞く側の状況によっても話の内容は話しての思いがそのまま伝わるとは限りません。
先日の授業は、友達に作ってもらった自己紹介を本人がビデオカメラの前で発表する、そして全員のスピーチの様子を見るというものでした。ビデオの前で話すことに抵抗のある学生もいましたが、自分の話し方を客観的に見ることで、いろいろな感想がありました。
学生の感想
●今回の授業を通してあらためて表現することの難しさを実感しました。しかしながらこれから私たちが社会に出ていくには絶対に表現することの力は必要だと思います。授業の中で表現すること、話すことの重要性を考えたり、身につけていきたいです。
●たとえ緊張していても一生懸命すれば、その気持が聞いている人に伝わると思う。自分以外の人の発表をみて、単に「面白かった」や「良かった」「素晴らしかった」で終わらせてはいけない。人の良いところを吸収して、自分のものにする。そこに人の発表を聞く・見る意味があると思う。
欧米人との比較において、日本人は言葉少なに控えめが美徳とされていました。しかし、国際化が一段と進む今日、上手な話し手になることは大切なことです。つまり「話すこと」が上手であることは、人に優しさや安らぎを与え厳しい競争社会で生き残るための武器にもなる。人間だからこそ出来る「話すこと」の素晴らしさと重要性を、見直す機会になれば幸いと考えます。





















