
本学出身(アイルランド在住)の写真家が世界に向けて発信(11/07/04)
2003年以来、その首都ダブリンの郊外チャペリゾッドに在住する日本人フォトグラファー藤田需子さんが、6月はじめ写真散文集を世界有数の出版社リリパット社から発行しました。
タイトルはThe Shadow of James Joyce:Chapelizod & Environs(『ジェイムズ・ジョイスの影―チャペリゾッドと近郊』)。
チャペリゾッドは、ワグナーのオペラでも有名な、騎士トリスタンを愛した悲劇のヒロイン、イゾルデの故郷であり、ジェイムズ・ジョイスが最後の作品『フィネガンズウェイク』の舞台として選んだアイルランド最古の村です。
この写真散文集は、美しい歴史の村チャペリゾッドの埋もれつつある風景や歴史を、藤田需子さんがジョイス的視点を踏まえ、愛情を込めて撮った56点のモノクロ写真と、それを彩る9人の著名なジョイス研究者や国会議員や俳優などによるエッセイから成っています。現在、ダブリンのジョイスセンターや日本ジェイムズ・ジョイス協会他、広く学会および出版界で取り上げられています。(下の写真は、6月8日にジョイスセンターで開催された出版記念会の様子)
藤田需子さんは下関出身。梅光学院大学大学院ではじめてジョイスの文学に出会いました。この写真散文集の最後は、藤田さんの恩師でジョイス研究者の吉津成久教授が、伝統のケルト芸術的視点をもって藤田さんの写真を捉えたエッセイで締めくくっています。
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