
青島大学(中国)留学 帰国直前報告(09/02/17)
以下は帰国直前の報告レポートです。
東アジア言語文化学科3年 中原ひかる
今学期、私は高級下のクラスに入りました。授業は「中国語総合」「作文」「話題」「経済新聞」と「文学」です。
「中国語総合」の授業では教科書の朗読や単語調べなどを行いますが、単語は書き言葉が以前より随分増えてきました。「作文」では手紙、招待状、感謝状などのさまざまな書式を習っています。難しい点もありますが、これから先、いろいろな場面できっと役に立つと思います。「話題」の授業ではテキストの内容に沿ってひとつのテーマについて皆で話し合いを行います。私のクラスは少人数なので、まず一人ずつ自分の意見を発表し、次に皆の意見を聞き、もう一度各自が考え、話し合いをします。時々、テキストから離れて、みんなの興味ある話題についても語り合いますが、その時はクラスの雰囲気はいつも以上に盛り上がり、活発に意見を発表し合います。「経済新聞」では主に中国経済の現状、中国と諸外国との比較、経済に関する語彙について学んでいます。
そして、「文学」の授業では、中国の有名な文学作品やその登場人物、作者などについて勉強しています。また、先生がその裏話も紹介してくださいます。中には日本で学んだことのある作家や作品もあり、その時はいつもより興味が湧き、嬉しい気持ちになります。この授業では時々映画を鑑賞することもありますが、前に習った内容をもう一度映像で学び直すことで、より深く理解できます。このように、さまざまな中国語や中国文化に触れる勉強ができるので、知らず知らずに中国語のレベルも上がっています。
週末になると、買い物に出かけたり、友達と連れだって青島観光をします。最近では青島テレビタワーと信号山へ行きました。信号山から眺める景色はとても素晴らしく、テレビタワーの夜景も印象深いものでした。
留学生活も残りわずかになりましたが、悔いのないよう有意義に過ごしていきたいと思います。
東アジア言語文化学科3年 筒井亮介
今学期、私は自分でも満足のできる成績を残せたと思います。それは、HSK(漢語水平考試)の9級に通ったことです。これは、2年間の留学生活の最後を飾るにふさわしい結果だと思います。しかし、今回HSKを受けるにあたって、少し残念な点も残っています。それは、私が試験の日時を勘違いしていたというところです。
私は1年前の11月にもHSKを受けました。しかしそれは初中級のテストで、今回の高級のテストとは違いました。私は今まで、初中級も高級も同じ時期にあると考えていたのです。しかし実際、高級は初中級よりも1ヶ月早い10月に行われます。私はこの事実を知ったとき、正直焦りました。私は11月に合わせて準備をしようと考えていたので、それが1ヶ月も予想外に短くなってしまい、どうしてよいかわからなくなってしまったのです。
私はよく考えた結果、やはり今回はお試しのつもりで受けてみよう、という考えに至りました。無謀な挑戦だったのでお金の無駄かなとも思いましたが、どうせこれが留学最後のHSKなので、記念にしようと考えたのです。
受けると決めたからには、やはり結果がほしいものです。中国にも、「不到黄河不死心」という諺があります。諦めるわけにはいきません。私は半年前に買ったHSKのテキストを開き、毎日できるだけ時間を作ってやろうと決めました。しかし開始して間も無く、この挑戦はとても無理だということに気付きました。問題の量、難しさ、どれをとっても最高レベルです。それに、試験には作文、口語試験も含まれており、これは私が最も苦手とする分野です。しかも、自分だけではとても練習できるものではありません。
そうこうするうちに、あっという間に試験の当日になりました。当然準備も間に合っていません。作文、口語試験の練習も全くしていません。この分野に関しては、いわゆる「普段の自分」で挑まなければなりません。希望はほとんどありませんでした。
1ヵ月後、私は成績を見て驚きました。9級に受かっていたのです。この瞬間、私は今まで感じたことのない喜びを味わいました。ただ、口語試験が9級のレベルに達していなかったことは当然ですが。HSKには、他の分野の成績がよければ、1つだけ悪くても問題ない、という制度があります。私はこの制度に救われたわけです。
今回試験を終えて、私はこの2年間の留学は無駄ではなかった、と感じることができました。これもすべて、私を教えてくれた先生方、そしてたくさん中国語での交流の機会を作ってくれた、中国、韓国の友達のおかげです。本当に感謝しています。
4年前、私は中国語が全く話せず、海外へも中学生の頃たった一回中国へ旅行したのを最後に、出たことがありませんでした。しかし、この短期間でこのレベルに達することができたことは、今後の私にとってとても大きな自信になります。本当に嬉しい限りです。
私の中国語を育ててくれたこの青島をもうすぐ離れることになるのはとても辛いですが、ここで学んだことを忘れずに、また次のステップへ進んで行こうと思います。
東アジア言語文化学科2年 山根春菜
青島大学留学で学んだこと今回の青島大学留学を通してたくさんのことを学ぶことができました。中でも、自分の言いたい事を母語以外の言語で相手に伝えることが如何に難しくエネルギーの要ることか、そして他人とコミュニケーションをとることがどれだけ大変なことか、ということを身をもって学びました。
私は一年ほど中国語を勉強して留学に臨みましたが、始めの頃はこの勉強は殆ど役には立ちませんでした。というのは、現地の人の話すスピードがあまりに速くて、私は圧倒されるばかりで、ついて行くことすらできず、自信のあったリスニング力さえ発揮することができませんでした。この状況に私は不甲斐なさを感じるばかりでとてもショックでした。でも、そんな事で落ち込んでいる時間がもったいなく、頑張らないとせっかく留学に来た意味がないと思い、とにかく機会を見つけて一人でも多くの人と少しでも沢山の事を話すことにしようと決心しました。
それが功を奏したのか、少しずつですが相手の言おうとしている事、言っている事を聞き取り、理解できるようになってきました。それは私が青島に来て一ヶ月ほど経った頃でした。それからは一気にリスニング力が上がりましたが、まだ自分の言いたい事はどうしても日本語が先に出てきてしまい、いつも相手の人に困った顔をされて大変でした。でもある程度の単語を覚えて使えるようになると、生活の上では殆ど困らなくなりました。そして大学の授業でも先生の言う事を理解できるだけでなく、自分で分かりやすく解釈して質問までできるようになりました。この進歩には多分先生もビックリされたのではと思います。
また、自分では実感できない中国語の上達というものがあるのだという事も知りました。それは友達や寮のおじさんに、私の話し方やスピードは私が考えている以上に上達していると言われたことです。それを聞いたとき素直に嬉しく思いましたし、頑張った成果かな?? とも思いました。それからは青島の生活がこれまで以上に楽しくて、一日があっという間に過ぎていくようでした。
自分の意思がちゃんと伝えられるという事がいかに大切であるかという事を今まで以上に強く感じました。日本で学んでいたらきっとこのような実感は得られなかっただろうと思います。自分から進んでたくさんの人と話すという事を決めたからこそ、ここまでの成長があったと思います。
そして、更に多くの友達とも楽しい付き合いができるようになり、さまざまな場で交流を持てるようになりました。後期は時間が本当にあっという間に過ぎ去り、楽しく充実した留学生活を送ることができました。
日本に帰るとまた一年前の生活リズムで歩むことになりますが、その中でも青島で学んだ沢山の事を活かしながら成長していきます。






















