覚えてほしい

 本園の英語名は、「MACKENZIE MEMORIAL KINDERGARTEN」です。訳すと「マッケンジー記念幼稚園」であります。初代園長マッケンジー先生は、25歳で聖書と英語の先生として来日し梅光に赴任しました。しかし、太平洋戦争が勃発したためアメリカへ帰国、戦後再び下関に戻られ4代目の院長となられました。 

 その時、この地域の恵まれていない幼児教育に力を注ぎ、梅光学院幼稚園の開設という実を結びました。戦争中、先生は遠く離れたアメリカで、日本の子どもたちに質の良い幼児教育や聖書のメッセージを伝えなければと熱い祈りをささげておられたと思います。

 そして、約5年分の幼児教育のテキストと聖書物語の描かれた宝を携え、戦争が終わるや否や、再び梅光へ来て献身的な教育活動を行ったわけであります。先生が作られたテキストの中に、宣教師たちのことを子どもたちに伝えたメッセージがあります。「All the missionaries do one thing」、「宣教師たちが目指しているただひとつのこと」であります。マッケンジー先生を含む宣教師たちは、絶対的に必要な教えである「イエスさまを信じて生きていく喜び」というものを子どもたちに伝えてくださったのです。今もその祈りが生き続けていることを梅光学院幼稚園は誇りに思います。そして、心から感謝しています。

 

 毎年の秋には保護者と園のコラボレーション活動として「マッケンジー記念バザー」を行っています。子どもたちもとても楽しみしています。キリスト教の行事である「収穫感謝祭」の意味合いのものでもあります。感謝する生活を忘れないでほしい。本園を設立したマッケンジー先生の思いを大切に覚えてほしいのです。「覚えて感謝する」ということは、神の御心でもあります。

 

申命記5章15節

「あなたはかつてエジプトの国で奴隷であったが、あなたの神、主が力ある御手と御腕を伸ばしてあなたを導き出されたことを思い起こさねばならない。そのために、あなたの神、主は安息日を守るよう命じられたのである。」

 

今月のパパママばいぶるは、1月16日(木)13:10~14:30です。

お誘いあわせのうえ、ご参加ください。