~同じ気持ち~

朝夕の寒さが厳しくなってまいりましたが、そんな寒さを吹き飛ばすほど子どもたちは毎日元気いっぱい園庭に出て遊んでいます。しかし気づいてみれば、就学進級まで残りあと2ヶ月となりましたね。これからも各クラスの子どもたちの様子に合わせながら、無理のないよう移行の準備をしていきたいと思っておりますのでご協力をお願い致します。

さて、2月の聖句は、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。ローマの信徒への手紙12章15節」です。職員たちは、園児一人の楽しさや嬉しさなどが、どんどんと広がり輪になって保育室にあふれていく様子をみると自然と笑顔になります。それは私たちに神さまがくださった、大切な心の宝物です。もちろん楽しい時だけではありません。誰かが泣いていれば心配顔で近寄り「どうしたの?」と、頭をなでてみたりします。まだ言葉が十分ではない幼子にさえ、心はちゃんと備わっています。そんな心を豊かに育んでいけるかは、私たち大人にかかっているとも言えます。子どもたちは大人の真似をして学んでいく場合が多いです。泣いている子どもに近寄り、そっと頭をなでてみる子は、自分が泣いている時にそうしてもらった同じ気持ちの経験があるからこそ、同じようにするのです。子どもたちの気持ちに寄り添おうと決めた時、実は大人の方が子どもたちから元気や優しい気持ちをもらっているのだと気づくことがあります。そのような気づきを大切に、これからも日々、子どもたちと一緒に歩んでいけたらと思います。最後に、感染症予防として、ご家庭でもこまめに手洗いうがいの励行と十分な睡眠をとり、健康な体作りが出来るようよろしくお願いします。                           
(園長 李 光赫)