~ 成長させて下さるのは神である ~

空を見上げるとうろこ雲が一面に広がり、すっかり秋めいてまいりました。よい天気が続き、青空の下、外に出て元気に遊ぶ子どもたちはたくましく見えます。いよいよ間近となった運動会、期待に胸をふくらませ、ダンスやかけっこ、運動遊びなど毎日元気いっぱい練習に取り組んでいます。さて、10月の聖書の御言葉は、「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。」としました。この手紙を書いたパウロという人は、アポロと共にコリント地域の教会の指導者として大切な役割を担ってきました。けれども、彼らはどこまでも神のために力を合わせた働く同労者であり、自分が最も優れているなどとは全く考えていませんでした。なぜなら、彼らにとってイエス・キリストをこの世に遣わしてくださった神こそすべてであり、その神によって自分たちが生かされていると信じて疑わなかったからです。パウロは自分やアポロを見てそこに留まるのではなく、私たちが示す神を、主イエスを見て歩むことが最も大切なことであると訴えました。園児たちが成長するために、保護者や保育者、みんなが子どもたちの手助けをします。でも、私たちは「成長させて下さるのは神である」ということも忘れてはいけないと思います。

私たちに命を与え、私たちを愛してくださっている神さまです。私たちもまた愛をもって子どもたちに寄り添い、子どもたちの成長を見守って行きたいと思います。

運動会当日は、みなさまの参加と温かい拍手、声援をいただきますようにお願い致します

 

                                    園長 李 光赫