~ 一つの心になって祈りあうために ~ 

 とても気持ちのよい日が続いています。子どもたちは、園庭で鬼ごっこをしたり、秋の自然に囲まれながら、元気いっぱいに遊んでいます。自然に触れ合う中で、探求心や好奇心がくすぐられ、たくさんの発見をし、自分で遊びを創り出していきます。遊びを通して様々な体験や友だちとのかかわりの中で多くのことを学んでいくことでしょう。

 imagesイエスさまは、「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいる」と言われました。私たちの二、三人の祈りの集まりに神さまは、心を向けてくださいます。その大きな力を、この地上の教会に与えられていると言うのです。祈りの声が空しく響くようであっても、無力に思えたりするようなことがあっても、お祈りを神さまが聞いておられるのだろうかと疑いたくなるような時であっても、祈りの声は聞かれており、神さまの耳に届いているのです。この「イエス・キリストの名」によって集まっているところ、すなわち教会に、神さまの国での力が与えられているのです。教会は、心を一つにして集まるところであり、それはイエス・キリストのお名前によって集まるところです。たとえ、二人または三人の集まりでも、それを“教会”と言います。教会は、立派な建物を指すのではなく、祈りをする人々の集まりのことです。そういう意味で梅光学院幼稚園は立派な子どもたちの教会です。共に集まって、一つの心になって祈り合うために私たちは、子どもたちの集まりへと召し出されました。子どもたちの日常も、互いに過ちや失敗をしてしまって、心を痛めるようなことがあったりするかも知れません。私たちはこの場で互いの思いを重ね合わせながら、主を呼び求めていきたいと思います。