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せみ  

小さいころ、声はするけれど姿が見えない「せみ」を、目を凝らして探し、耳を澄まして場所の見当をつけながら、身体中でセミを求め木々を見上げていたあの頃・・・

せみ時雨の時期になると懐かしく思い出されます。

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幼い頃あんなにも夢中になり胸をときめかせていたのに、庭の水遣りに驚いて飛び立つせみを無感情に見送る自分に気付き、しばらく途方にくれました。

感じなくなってしまった自分にがっかり・・・

 

時間旅行に出かけ、あの頃の自分の心に辿り着くと・・・

蚊取り線香の香りが漂い、やっと見つけた、せみに息を殺して近づくときのあの気持ちに出会いました。

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「セミは一週間しか生きられんから、捕まえたら、弱らんうちに逃がしてやれ」

祖父からそう言われ、やっと捕まえたのに・・・と残念な気持ちで、ジガジガした足や、透明で綺麗な羽をじろじろ観てから未練たっぷりにサヨナラした事が懐かしく思い出されました。

子どもたちは、この時代を 今、生きているのですね・・・

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毎日、身体中でいろいろな事柄や事象に出会い心を動かしているのでしょう。

そして、何十年かした時に、この、子ども時代を懐かしく思い出すのでしょう。

傍にいる大人として、一緒に驚いたり、不思議さにときめいたり、わくわくする心に寄り添っていられることに感謝しています。

ところで・・・

土の中で7年以上、地上に出て一週間・・・よくそう言われていました。だから、せみは、かわいそうだと・・・

今は、土の中の7年間をかわいそうだと思わない自分がいることにも気付きました。

きっと、幸せな土の中の7年なのだろうと思えるのです。地上だけが唯一幸せなわけではないだろうと・・・

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というように、この日 私は「せみ」について色々と思いを馳せる事になったのでした。